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デオンテイ・ワイルダー(アメリカ)VSタイソン・フューリー(イギリス)
WBC世界ヘビー級タイトルマッチ(2020年2月23日)
ワイルダーは、43戦42勝41KO1分け、34歳。201cm。
フューリーは、30戦29勝20KO1分け、31歳。206cm。
因縁の巨人が再び対決します。オッズはフューリーがやや有利?専門家の予想は五分五分。「わしボク」はフューリーの判定勝ちと予想します。
試合経過)
アンダーカードが2試合組まれていますが、放送では、ナバレッテの試合から行われています。ヘビー級10回戦がセミファイナルですね。
ヘビー級12回戦
チャールズ・マーティン(アメリカ)VSジェラルド・ワシントン(アメリカ)
WBO世界S・バンタム級タイトルマッチ
エマヌエル・ナバレッテ(メキシコ)VSジェオ・サンティシマ(フィリピン)
1R)フューリーがプレッシャーをかける
前に出るのはフューリー、ワイルダーは下がりながら左ジャブを突きます。ワイルダーの右が浅くヒットしました。フューリーの右もヒット。フューリーがずっとプッシャーをかけています。終盤にフューリーの左がヒットしました。
2R)フューリーの右ストレートをヒット
このラウンドもフューリーがプレッシャーをかけて前に出ます。フューリーの左が結構ヒットしています。ワイルダーは右を狙っています。フューリーが積極的に左ジャブを打って出ます。終盤、フューリーの右がヒットしました。
3R)ワイルダーがダウン!
フューリーが前に出ます。フューリーの左がヒットしています。そして、大きな右を放ちます。フューリーも右を狙っていますね。ワイルダーはやや押され気味です。
そして、終盤、フューリーのいきなりの右がワイルダーの肩口あたりにヒットし、ワイルダーがダウン!
ワイルダーの足取りがおかしいですね。かなり効いているようです。
4R)ワイルダーのピンチは続くが
ダメージの残るワイルダーが、反撃に転じますが、フューリーも大きな右を返してきます。ワイルダー苦しいですね。フューリーの動きがやや鈍くなってきました。チャンスに右を狙いすぎて、攻めきれませんでした。
5R)ワイルダーが2度目のダウン
フューリーが右のダブルを放ちますが、ワイルダーは、何とかボディワークでパンチを殺しています。前の回から左が出ないフューリーでしたが、なんと左フックをボディに叩き込み、ワイルダーが2度目のダウンを喫します。
立ってきたワイルダーに、フューリーが襲い掛かります。ワイルダーは足ががくがくです。フューリーもワンツーを放ちますが、ワイルダーは辛うじて、パンチをかわしています。
6R)ワイルダーよれよれ
フューリーが倒しに来ました。ロープに詰められ、フューリーがパンチを叩き込みますが、ワイルダーも紙一重のところで、パンチをかわしています。フューリーもかなりスタミナを消耗していますね。右一発を狙いすぎています。ワイルダーはよれよれになりながらも、なんとか耐えています。
7R)ついにレフリーがストップ
フューリーの左フックがヒットし、ワイルダーが大きくのけぞります。ワイルダーの足取りはよれよれです。
そして、コーナーに詰めて、右ストレートを2発叩き込むと、レフリーが試合をストップしました。どうやら、コーナーからリクエストがあったようです。
フューリーが7RTKO勝ちで、タイトルを獲得しました。ワイルダーは初黒星を喫しました。
「わしボク」の節穴の「目」
体重を増やしたフューリーの作戦勝ち
フューリーは、序盤からプレッシャーをかけ、体力差を生かしてパワーで押し切りました。ワイルダーは初回からフューリーのパワーに押され、後手に回って、最後までペースを変えることが出来ませんでした。
まさか、フューリーが倒しに来るとは思いませんでしたね。ワイルダーの右に対抗して、重い右を打ち込んできました。
3Rのダメージが最後まで響く
このダウンで、ワイルダーの足の運びがおかしくなり、平衡感覚を失ったようなよれよれのフットワーク。結局ロープを背にして、カウンターを狙うしかなかったようですが、フューリーも相手をよく見て、それを許しませんでした。
ここまでダメージを背負ってしまったら、さすがに逆転の一発も無理ですね。でも、最後まであきらめずに、フューリーの右を紙一重でかわしていたワイルダーの反射神経もさすがでした。