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ノルディーヌ・ウバーリ(フランス)VS井上拓真(大橋)
野球見ないで、ボクシング観てくださいね。
WBC世界バンタム級王座統一戦(2019年11月7日)
ウバーリは、16戦全勝12KO、33歳のサウスポー。WBC正規王者。
今まで、「ノルディン・ウーバーリ」とカタカナ表記していましたが、今回はノルディーヌ・ウバーリに変更します。フランス語の発音は難しいですね。北欧系の名前はもっと難解です。
拓真は、13戦全勝3KO、23歳。WBC暫定王者。
昨年12月に、ベッチ・CPフレッシュマートに判定勝ちし、暫定タイトルを獲得しています。11か月のブランクがどう影響するのか、サウスポー対策は万全か、などの不安材料を払拭するパフォーマンスを期待しましょう。
試合経過)
1R)
拓真の表情は調子がよさそうです。気合が入っていますね。
思ったほど、ウバーリは出てきません。お互い距離の測り合いですね。ウバーリの左は今のところ見切っています。
2R)
しかし、ウバーリはごつい体をしてますね。拓真も右の使い方はうまいですよ。少しずつウバーリが出てきましたが、拓真のバックステップもいいですね。
3R)
拓真はウバーリの動きが読めていますが、もう少し積極性がほしいですね。ウバーリがかなり積極的に攻めてきました。このままでは、だらだらとポイントを持ってかれますよ。
4R)
ウバーリのプレッシャーが強くなってきました。拓真はうまくかわしていますが、どうしても消極的です。そして、拓真がウバーリの右ストレートをもらい、ダウン!
まだそれほどのダメージはなさそうですが、ピンチです。
5R)
ウバーリの攻撃は迫力がありますね。右ストレートは効果的ですが、パワー負けしてますね。
6R)
拓真、このままではじり貧ですね。拓真が少し積極的に前に出ます。右ストレートが効果的です。もう少しボディブローがほしい。このままだと判定負けですよ。
7R)
拓真の手数が少ないです。左フックから右ストレートが効果的なんですけどね。ウバーリもそれほどプレッシャーをかけなくなってきました。
8R)
ウバーリがまた出てきました。拓真の動きはいいのですが、もう少し手数がほしいですね。ウバーリのパンチは見切っていますが、積極性がありません。
9R)
ここまでの採点は、一方的にウバーリが有利です。
倒さないと勝てません。ウバーリはステップを使って、余裕のボクシング。拓真はボディブローでウバーリに迫ります。ウバーリはこのボディを嫌がている感じです。
10R)
拓真はぼデイ狙い。ウーバリは逃切り態勢です。しかし、拓真の手数は少ないですね。倒れてもいい、という気概がほしいと思います。
11R)
恐らく、このままずるずると最終ラウンドまでいくでしょうね。拓真が前に出ますが、自分から攻めるのは下手です。もっと執拗にボディを攻めないと。ウバーリはホントにうまく捌いています。
12R)
拓真が積極的に攻勢をかけますが、ウバーリも下がりながら応戦します。ウバーリの技ありです。
おっと、井上の右フックでウバーリが大きく袋瀬をくずしました。しかし、ウバーリもしぶとい。この積極性が最初からほしかったですね。残念。
判定は3-0でウバーリの勝利。しかも大差です。