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テレンス・クロフォード(アメリカ)VSアミール・カーン(イギリス)
WBO世界ウェルター級タイトルマッチ(2019年4月21日)
クロフォードは、34戦全勝25KO、31歳のスイッチヒッター。
3階級制覇王者で、史上3人目の4団体統一王者(S・ライト級)です。PFP(パウンド・フォー・パウンド)では、ワシル・ロマチェンコとトップ争いをしています。
カーンは、37戦33勝20KO4敗、32歳。WBO2位。
2016年にサウル・カネロ・アルバレスにKO負けしてから、2連勝中。ダニー・ガルシアの左フックに沈んでから、7年経つんですね。結構息の長い選手ですが、ピークが過ぎた感じは否めません。
試合経過)
セミファイナルのテオフィモ・ロペス(VSエディス・タトリ) の試合が終わりました。詳細は後ほどご報告します。
1R)
クロフォードは、まずはオーソドックススタイルで構えます。前に出るのはカーンです。クロフォードは様子見のようです。しかし、カーンが入ってきたところへ、クロフォードの右クロスがヒットし、カーンが早くもダウンしました。立ってきましたが、残り30秒。この回は何とかカーンが凌ぎました。
2R)
右構えのクロフォードがプレッシャーをかけます。しかし、クロフォードは一気に行きませんね。クロフォードは、あらゆる角度からパンチが出ます。カーンも速いワンツーをヒットしました。パンチのスピードはありますね。
3R)
クロフォードが3ラウンドまで、右構えで戦うのは珍しいですね。おっと、サウスポーにスイッチしました。カーンの動きも戻ってきたようです。終盤、クロフォードの左ストレートがヒット。
4R)
ここからはおそらくクロフォードはサウスポーで戦うのでしょうね。カーンは速いパンチを打ちこもうとするあまり、パンチが雑です。クロフォードの左ボディブローが効いてきたようです。
5R)
クロフォードの手数が増えてきました。あらゆる角度からパンチを放ちます。クロフォードの左アッパーが、カーンの顎をかすめます。
6R)
クロフォードはまた右構え戻しました。クロフォードのアッパーがローブローになり、試合が中断。カーンが試合続行できず、レフリーが試合をストップしました。
ジョーさんの解説ですと、ローブローの場合、5分間の休憩を与え、それでも試合が続行できない場合は、TKO負けとなるようです。
5億円以上もファイトマネーをもらっているのに、何とも不甲斐ない負け方でしたね。まあ、ローブローがなくても、終盤までにはクロフォードが倒していたと思います。
次は、エロール・スペンスですね。クロフォードもウェルター級のパワーがついてきたようですから、判定でクロフォードが勝つと思います。