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エロール・スペンス・ジュニア(アメリカ)VSマイキー・ガルシア(アメリカ)
IBF世界ウェルター級タイトルマッチ(2019年3月17日)
この試合は、WOWOWオンデマンドで、先行ライブ配信されています。
スペンスは、24戦全勝21KO、29歳。サウスポー。3度目の防衛戦です。
身長 177㎝ リーチ 183㎝
ガルシアは、39戦全勝30KO、31歳。オーソドックス。WBCライト級チャンピオン。
身長 168㎝ リーチ 173㎝
身長リーチともに約10㎝の差があります。しかし、問題はフィジカルの差でしょうね。こんなハンデを背負いながらも、あの堅実なガルシアがあえて挑戦するのですから、何か秘策があるのかもしれません。勝負は判定までもつれると思いますよ。ズバリ予想は「ガルシアの判定勝ち」。
試合経過)
さあ、いよいよ始まるようです。観衆はなんと47000人だそうです。ガルシアは自信満々の表情をしています。スペンスの表情にも余裕がうかがえます。
1R)
スペンスが右ジャブをついて前にでます。やはりスペンスの方が大きいですが、それほどサイズ差は感じません。ガルシアは下がりながら様子見。後半、ガルシアが前に出ます。スペンスはいつもよりかなり慎重です。
2R)
左右のジャブの突き合いです。ガルシアがやや前に出ます。ガードの上からスペンスがパンチを放ちます。後半、ガルシアが積極的にパンチを打って出ます。スペンスは右ジャブで応戦。
3R)
ガルシアがじりじり前に。スペンスは距離を取ります。ガルシアのディフェンスが堅いので、スペンスは攻めにくそうです。終始、ガルシアがプレッシャーをかけています。スペンスは下がりながら右ジャブで応戦。スペンスの右ストレートは距離がまだ遠いですね。
4R)
スペンスが右ジャブを多用。そして、ようやく左ストレートも出るようになってきました。しかし、ガルシアのディフェンスは堅いですね。スペンスのボディブローもうまくガードしています。スペンスの手数が増えてきましたが、ガルシアはクリーンヒットを許しません。
5R)
ここまで、ガルシアは予想以上に善戦してますね。スペンスの打ち終わりにガルシアがパンチを放ち、スペンスをロープに詰めます。ガルシアは、スペンスの左ストレートを完全に読んでいますね。スペンスが、ガードの上からパンチを打って出ます。
6R)
ガルシアは若干、手数が少ない感じです。スペンスが右ジャブを突いて前に出ます。ガルシアは打ち終わりを狙っていますね。スペンスが、ガルシアのガードの上からパンチを打ちこみます。スペンスの打ち終わりにガルシアが反撃。スペンスは冷静に対処します。
7R)
ガルシアがやや押されている感じです。スペンスは相変わらず右ジャブをついて前に出ます。ガルシアも負けじと前に出ますが、手数が少ないですね。ガルシアは左フックを狙っているのでしょうか。スペンスは右ジャブをコンスタントに放ちます。そして、右ジャブから左ストレートをボディへ。
8R)
スペンスの右ジャブはホントによく出ます。これが邪魔で、ガルシアは中に入れません。終始、スペンスの距離で戦っています。ガルシアのガードはまだしっかりしていますが、手数が少ないですね。スペンスがやや強めにパンチを打ちこみ始めました。
9R)
完全にスペンスのペースになってきました。スペンスがプレスを強めています。右ジャブから左も多用してきます。スペンスのボディブローから、上下に打って、倒しに行きます。ガルシアは苦しくなってきました。防戦一方です。ここへきて、パワーの差が歴然としてきました。終盤、ガルシアが反撃を見せましたが、スペンスは冷静にさばいています。
10R)
スペンスのプレッシャーにガルシアも必死に応戦します。スペンスは接近戦で、上下の打ち分け。ガルシアのパンチにキレがなくなってきた感じです。スペンスの攻撃に、ガルシアも真っ向から打ち返します。
11R)
スペンスは相変わらず右を丹念について前に出ます。スペンスがボディから上にヒット。ガルシアは防戦一方です。ガルシアは苦しいですね。スペンスはまだまだ余裕があります。中盤からスペンスは休みました。
12R)
ガルシアは、とにかく倒されることを許さないようです。スペンスはボディブローを中心に攻撃します。ただ、スペンスもやや疲れた感じです。しかし、ガルシアも行けません。スペンスは休みながら、要所要所で攻撃の手は緩めません。終盤、スペンスが最後の攻撃を見せゴング。
判定は3-0(120-107、120-108、120-108)のシャットアウトでスペンスが3度目の防衛に成功しました。