ボクシング観戦記(海外編)

クリストファー・ロサレス 比嘉大吾から奪ったタイトルの防衛に失敗 VSチャーリー・エドワーズ  

クリストファー・ロサレス(ニカラグア)VSチャーリー・エドワーズ(イギリス)

(出典:WOWOW)

WBC世界フライ級タイトルマッチ(2018年12月22日)

ロサレスは、31戦28勝19KO3敗、24歳。

比嘉大吾から奪ったタイトルの2度目の防衛戦です。ニカラグアではなかなか世界戦を行うのが困難なため、どうしても防衛戦は海外が多くなります。初防衛もイギリス、今回もイギリスでの世界戦となりました。

エドワーズは、14戦13勝6KO1敗、25歳。WBC13位。

2016年にジョンリル・カシメロに挑戦し、10RTKO負けでタイトル獲得に失敗しています。その後は5連勝。イギリス期待のホープですが、ややパンチが非力なのが難点です。

エドワーズの動きに翻弄されるロサレス

完全に相手をなめていたんでしょうね。雑な攻撃でエドワーズにプレッシャーをかけるロサレスですが、エドワーズの速いステップワークについていけず、強打は空回りします。エドワーズはロサレスの攻勢をバックステップでかわし、コンパクトなパンチで応戦します。

前半は、速いステップワークで距離を支配したエドワーズが、ロサレスの打ち終わりにコンパクトなパンチをヒットし、ポイントをリードします。距離の合わないロサレスのパンチは体ごと流れて、威力も半減。ガードもルーズで、エドワーズの的確なパンチを浴び何度も顎が跳ね上がります。ただ、エドワーズのパンチは極めて軽く、クリーンヒットしてもロサレスは全くダメージはなさそうです。

あせるロサレス

7ラウンドあたりから、「このままではヤバい(ヤバいとは言わないでしょうが)」と思ったのでしょう。ロサレスがプレッシャーを強め、手数も増えてきます。ただ、攻撃は相変わらず雑で、ガードの堅いエドワーズにはなかなかクリーンヒットしません。それでも、構わず強引に前に出てエドワーズを追い回します。さすがにエドワーズも手数が減り、やや押され気味の展開になってきます。

もう少し早く、エンジンをかけていれば、これほど焦ることはなかったでしょうね。追いかけるロサレス、逃げ回るエドワーズ。パワーではロサレスですが、非力なパンチながらも、クリーンヒットでは、エドワーズが上ですね。

終盤やや失速

さすがに、これだけ強引に追いかけまわすと、ロサレスにも疲れが見えてきます。エドワーズはロサレスの打ち終わりに、コンパクトなパンチをヒットして応戦します。この時点でロサレスがポイントで挽回するのは、ほぼ不可能な感じになってきました。なりふり構わずパンチを放つロサレスのパンチは、雑で威力も落ちてきて、甘いガードにエドワーズの軽~いパンチが的確にヒット。最終ラウンドは、エドワーズが無理せず、フットワークで逃切ります。

判定は、3-0(118-110、117-111、116-112)の明確な差をつけて、エドワーズがタイトルを奪取しました。ロサレスの作戦失敗ですね。つまり、エドワーズの作戦勝ちということになりますか。それにしてもロサレスのこの日のボクシングは「ルーズ」過ぎました。

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