WBSSとは何か? 井上が出場するバンタム級の参加選手を紹介(ワールドボクシングスーパーシリーズ)

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目次

WBSSって何? 軽く説明しておきましょう

WBSSというこの企画を立ち上げたのは、リチャード・シェイファーとカレ・ザワーランドという二人のプロモーターです。

たしか、シェイファーはスイス人でアメリカで活動しており、ザワーランドがドイツ人だったと思います。

ボクシングの4団体(WBC、WBA、IBF、WBO)の垣根を越えて、最強のボクサー8人でトーナメント行い、その階級の最強を決めよう、という膨大な企画です。

2017年秋に「シーズン1」として、スーパーミドル級とクルーザー級の2階級で始まりました。

まあ、この階級はライトヘビー級とミドル級に挟まれ、スター不在の階級でしたから、こういった企画で盛り上げるのにちょうどいいターゲットだったのでしょうね。

残念ながら「最強の8人がエントリーした」とは思えませんが、まあ、最初はこんなもんでしょう。

現在、それぞれの階級で決勝まで勝ち上がった4人は次の通りです。

S・ミドル級

ジョージ・グローブス(イギリス)WBAスーパーチャンピオン

カラム・スミス(イギリス)WBC1位

クルーザー級

オレクサンダー・ウシク(ウクライナ)WBCチャンピオン

ムラト・ガシエフ(ロシア)WBAスーパーチャンピオン

 

私の好みは、グローブスとガシエフです。スカッとKOで勝ってほしいですね。

決勝戦の日程はまだ未定です。

ちなみに、賞金総額は5000万ドル(55億円)で、優勝賞金が1000万ドル(約11億円)というすごい金額です。

これだけのお金をかき集めた二人のプロモーターの力は、まさにけた違いですね!

WBSSシーズン2が秋に開催、井上が出場するバンタム級とスーパーライト級

さて、ここからが本番です。

シーズン2がこの秋から開催されます。

階級は、バンタム級とスーパーライト級です。

ここでは、井上尚弥が参戦するバンタム級について、エントリー選手などをご紹介したいと思います。

シード選手(確定)

井上尚弥(大橋)WBAチャンピオン 25歳 16戦全勝14KO

ライアン・バーネット(イギリス)WBAスーパーチャンピオン 26歳 19戦全勝9KO

ゾラニ・テテ(南アフリカ)WBOチャンピオン 30歳 30戦27勝21KO3敗

エマヌエル・ロドリゲス(プエルトリコ)IBFチャンピオン 25歳 18戦全勝12KO

その他の候補選手

レイマート・ガバロ(フィリピン)WBA暫定チャンピオン 21歳 19戦全勝16KO

リボリオ・ソリス(ベネズエラ)WBA3位 36歳 33戦26勝12KO5敗1分け1NC

ファン・カルロス・パヤノ(ドミニカ共和国)WBO1位 34歳 21戦20勝9KO1敗

ジェイソン・マロニー(オーストラリア)WBA2位 27歳 17戦全勝14KO

これで、定員の8名となるわけですが、この他にも、ビッグネームがエントリーするという噂がります。

一人は、ノニト・ドネア(フィリピン)。先日、フェザー級でカール・フランプトンに全くいいところなく完敗しており、もはや全盛期の力はなさそうですが、ネームバリューは群を抜いていますね。問題は、バンタム級に落としてこれるかどうかです。

もう一人は、ビッグネームというよりバッドネーム、ルイス・ネリ(メキシコ)です。WBCの制裁が6か月の出場停止と決まったようで、そうなると秋の開催に間に合います。こいつは、実力だけなら階級でもトップクラスです。

ただし、こいつもバンタム級の身体を作れるのか。そもそも、2,3キロもオーバーした奴を、バンタム級で戦わすのか、はなはだ疑問です。

それにしても、すごいメンバーですね。

シーズン1とえらい違いですよ。

私は、現在の候補8人でOKだと思います。戦績も実績も申し分ありませんね。

井上の一回戦の相手は、普通に考えれば、いらないWBA暫定王者のガバロだと思います。

私はこの8人の中で、一番不気味なのは、ロドリゲスですが、このガバロも未知数な部分が多く、相当危険なにおいがしますね。

ガバロをあっさり倒して、本命の実力を世界にアピールしてほしいですね。

ところで一番気になるのは、賞金総額です。

シーズン1では5000万ドルでしたが、どうやら今回は激減するようです。

なんと250万ドルという情報もあります。これでは辞退する選手も出てきそうですね。

最初にちょっと無理をし過ぎたのでしょうか。これだけのマネーを全階級で出資するのは、どう考えても無理ですよね。日本のボクシング界なら、あり得ません。

何となくですが、シーズン3は

なさそうな気がします。

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