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小國以載(角海老宝石)VS岩佐亮佑(セレス)
IBF世界S・バンタム級タイトルマッチ(2017年9月13日)
(出典:毎日放送)
小國は日本のボクシングファンを「あっ」と言わせて世界タイトルを、ジョナタン・グスマンから奪い取りました。
21戦19勝7KO1敗1分け、29歳。オーソドックススタイル。
「勝っても負けてもこれが最後」と試合前に引退を公言しています。
一方の岩佐は「才能だけなら日本一」と、「わしボク」に言わせながら、なかなか世界に手が届きません。
25戦23勝15KO2敗、27歳のサウスポー。2敗はいずれもKO負けというのが、やはり岩佐の弱点でしょうね。
岩佐がその力を完全に発揮すれば、圧勝すると思いますが、小國は見た目以上に戦略に長けています。どちらがペースを握るかが勝負の分かれ目となると思います。
IBFは当日計量がありますが、早朝なのでそれほど意味があるとは思えませんね。
どうせやるなら、試合直前にするべきですよ。
たしか、約1キロほど岩佐が重かったと思いますが、試合まで結構時間がありますからね。
それにしても、田中恒成は大苦戦でしたね。傷口がひどくなればあわやTKO負けの大ピンチでいたからね。
試合経過)
1R)
11年ぶりの対決。
お互い、ボディブローを狙っています。
おっと、岩佐の左で小國があっさりダウンしました。
(きれいに左ストレートがヒットしてます。意外とダメージがあったかもしれません)
2R)
距離は岩佐が先につかんだ感じです。
小國もダメージはさほどなさそうに見えます。しかし、まだ小國は距離が合わないか。
岩佐の左がヒットし、また小國がダウンしました。
(小國はどうも岩佐の左ストレートが当たる位置にいますね)
そして、さらにまた左ストレートで2度目のダウンです。
(岩佐の左ストレートがことごとくヒットします)
小國は岩佐の左が見えていない感じです。ダメージも引きずっていますね。
3R)
岩佐は左のタイミングを完全つかんでいますね。
しかし、岩佐は少し左を狙いすぎかな。でも落ち着いて左を狙ってる感じもします。
小國はまだパンチの距離が合っていないですね。
ちょっと、一方的になってきたか。
4R)
小國の動きが悪いですね。岩佐の左右パンチをもらいます。
しかし、終盤、小國が歯を食いしばって打ち返します。
岩佐減点1
5R)
小國も反撃します。岩佐は少し距離を取ります。小國がボディを狙います。
岩佐の手数が減りました。岩佐が少しペースダウンしました。
6R)
岩佐の左右パンチがヒットしました。
小國の口からかなりの出血です。しかし小國も根性で反撃します。
小國は顎を骨折したかもしれません。ちょっと出血がひどいですね。
おっと、レフリーがドクターチェックを要請します。
(ドクターチェックです)
やはり、ストップです。
(この出血ではストップも仕方がないですね)
岩佐のTKO勝ちで、タイトルを奪取しました。
初防衛の相手に、この日、再起第二戦をKOで飾った和氣慎吾が名乗りを上げましたが、岩佐は日本人対決を歓迎していないようです。
小國は引退の意向を表明しています。