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ジェスリル・コラレス(パナマ)VSロビンソン・カステジャノス(メキシコ)
WBAスーパー世界S・フェザー級タイトルマッチ(2017年7月15日)
(出典:WOWOW)
メインの三浦の試合のアンダーカードです。
やはり、11時からは先に、ジョージ・スミス・ジュニア(アメリカ)VSサリバン・バレラ(キューバ)のライトヘビー級12回戦が行われていましたね。
この試合の模様は明日、詳しくご報告します。
コラレスは、内山高志からタイトルを奪い、再戦では逃げまくって防衛に成功しています。決して強いとは思いませんが、とてもやりにくいサウスポーです。
ボクサーとしての魅力には欠けますが、内山に2度も勝っているだけに、ちょっと気になる選手ではあります。
23戦21勝8KO1分け1無効試合。26歳。
相手のカステジャノスは、もともとフェザー級の選手です。
昨年、オスカル・エスカンドンとのWBC世界フェザー級暫定王座決定戦で、まさかの逆転KO負けを喫しています。
はっきり言って、もう世界を狙うような選手ではないと思います。
36戦24勝(14KO)12敗、35歳。WBA11位の選手です。12敗の内7つがKO負けですから、決して打たれ強くはありません。特にボディが弱そうですね。
カウンターボクサーのコラレスは、カステジャノスが出てこないと試合にならないでしょうね。まあ、凡戦の末、コラレスの判定勝ちと予想します。
スリリングな場面はないと思いますので、のんびり観戦しましょう。
試合経過)
1R)
コラレスが積極的に出てきました。相変わらずスピードがありますね。
コラレスは左右にスイッチしながら攻めます。
結構強引に行きます。相手の動きを見切っているのかな。
2R)
コラレスの左ストレートがヒット。
今回も前半にポイントを取って、逃げ切るつもりかもしれません。
コラレスは思い切りパンチを振っています。ディフェンスもうまいですね。
3R)
コラレスは左カウンターを狙っています。
おっと、コラレスがローブローでダウンしました。
(このローブローはかなりダメージを引きずったようです)
カステジャノスのパンチもヒットしています。コラレスのボクシングが雑になってきました。
4R)
コラレスがダウン!しました。ちょっとスリップ気味でしたね。
ダメージはなさそうです。
(スリップ気味のダウン)
しかし、コラレスはこのラウンドもカステジャノスのパンチを結構もらっています。
そして、またカステジャノスの右アッパーでコラレスが2度目のダウンを喫しました。ちょっと集中力を欠いていますね。
(前にダッキングしたところへカステジャノスの右アッパーがヒット)
コラレスは打ち合いを避け、コラレスは左のカウンター狙いに徹しています。
5R)
これは大変、コラレス。しかし、まだコラレスのパンチは少し雑です。カステジャノスのパンチに対する反応も悪いような感じです。
3ラウンドのローブローを引きずっていますね。
6R)
コラレスが出てきました。少し動きが戻った感じです。
コラレスの左カウンターがヒット。
しかし、カステジャノス、大健闘ですね。
7R)
カステジャノスの左がヒット。右のカウンターも狙っています。
コラレスは不用意には入れません。
カステジャノスの右が2発ヒット。コラレスが攻めあぐねている感じがします。
コラレスの左カウンターがヒットし、カステジャノスがぐらつきました。
そして、今度は打ち込んだ左ストレートで、コラレスがダウンを奪い返しました。
(ガードの上からのパンチでしたが、恐らくその前のパンチが効いていたのでしょう)
8R)
コラレスが強引に行きます。
お互いパンチをヒット。しかし、コラレスのパワーが押し勝っています。
コラレスにこんなにパワーがあったとは驚きです。
しかし、カステジャノスの右カウンターもヒットしました。
9R)
コラレスはまだ失速しませんね。コラレスが出て、カステジャノスが迎え撃ちます。
コラレスの追う足が止まった感じです。
カステジャノスの右カウンターがヒット。コラレスも負けずに応戦します。
10R)
コラレスのバッティングでカステジャノスが大きくカットしました。
ドクターチェック。
やはりストップです。
勝負は負傷判定に持ち込まれます。
さあ、ポイントは競っていますよ。どうやら10Rもincludeと言っていますので、10ラウンドを採点に含めるようですね。
わずかにコラレスかな?
とにかく、予想以上に面白い試合でした。
94-94、94-93、96-92
2-0でコラレスが3度目の防衛に成功しました。