目次
井岡一翔VSノクノイ・シットプラサート(タイ)
WBA世界フライ級タイトルマッチ(2017年4月23日)
井岡はこれが4度目の防衛戦で、もっか3連続KO防衛中です。
22戦21勝13KO1敗、28歳。
世界2位のノクノイはなんと61連勝中です。でも、デビュー戦で勝った後、4連敗しています。
不思議な選手ですね。
66戦62勝38KO4敗、30歳。
大昔の話で恐縮ですが、西城正三が世界チャンピオンだった頃、チリのゴッドフリー・スチーブンスという選手が挑戦してきました。たしか世界1位で、その戦績が60勝1敗ぐらいだったと、思います。KOできませんでしたが、めちゃくちゃ弱かったのを思い出しました。
ノクノイは幸いにも右構えのオーソドックススタイルですし、キャリア以外に特に取り柄はなさそうですね。
世界とのレベルの差を見せ付けてやりましょう!
マーロン・タパレス(フィリピン)VS大森将平
WBO世界バンタム級タイトルマッチ(2017年4月23日)
(プンルアンのボディブローでダウンしたタパレス)
(前回はタパレスのこの左でやられました)
タパレスは敵地タイでプンルアン・ソーシンユー(タイ)にKO勝ちしてタイトルを獲得しました。これが初防衛戦です。
本来なら昨年、井上拓真の挑戦を受ける予定でしたが、井上のケガによって試合がキャンセルになりました。
大森もリー・ハスキンス(イギリス)がけがをして、これまた世界戦がキャンセル。
しかも、この二人は再戦です。
2015年12月にプンルアンへの挑戦権をかけて対戦し、タパレスが2Rに大森をTKOに下しています。
大森にとっては、世界初挑戦でしかもリベンジマッチでもあります。
タパレスは31戦29勝12KO2敗、25歳。
大森は19戦18勝13KO1敗、24歳。WBO6位。
サウスポー同士の対戦となります。
タパレスはKO率は低いですが、ここ3試合はすべてKO勝ちしています。
しかし、穴もあります。
序盤にプンルアンのボディブローでダウンした時は、もし生で見ていたら、「これで終わった」と誰もが思ったでしょうね。まあ、そこから大逆転でKO勝ちした底力もたいしたもですけど。
大森は多分、サウスポーが苦手なんでしょうね。どうも距離感がつかみにくような気がします。
パンチ力もスピードも大森が上回っていると思いますが、前回は出会いがしらのパンチに沈んだ感じがします。
序盤に上手く距離感をつかめば、ボディで倒せるような気がするのですが。甘いですか?