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デジャン・ズラティカニン(モンテネグロ)VSマイキー・ガルシア(アメリカ)
WBC世界ライト級タイトルマッチ(2071年1月28日)
実はこの日のメインは、カール・フランプトンVSレオ・サンタクルスの再戦です。
ズラティカニンの防衛戦はそのアンダーカードですが、恐らくメインの試合は前回と同じ展開になると思います。見た目は打ち合いですが、クリーンヒットが少なく、全くスリルのない凡戦になりますよ。
それより展開の読めない、このズラティカニンの防衛戦の方がはるかに魅力的です。
なにせ相手はマイキー・ガルシアですからね。
展開が読めない面白さ
ズラティカニンは22戦全勝15KO、32歳のサウスポーです。
前回の試合を見る限り、私はライト級ではこのズラティカニンが一番強いと思っています。
さて問題はガルシアです。35戦全勝29KO、29歳。WBCの2位にランクしています。
2年半のブランクをどこまで取り戻しているか。全盛期の力ならガルシアに勝機は十分あると思います。
非常に手堅く隙にないボクシングをしますし、パンチ力も申し分ありません。総合力はズラティカニンを上回っています。
ズラティカニンの優位性はサウスポーであることです。
そして、身長163㎝のがっちりした体型。いかにマイキーといえど、このタフネスチャンピオンを倒すは容易ではありません。
お互い破壊力抜群のパンチ力を持っていますが、ズラティカニンのパワーパンチが、マイキーをとらえるシーンが想像できません。
かといって、マイキーがこのタフネスを倒すのも大変でしょうね。
とにかく、オープニングでどんなボクシングを見せるのか、スリリングな展開になりそうで、意外とお互いがけん制しずぎて手数が少ない、緊迫した展開になるかもしれません。
ズバリ、マイキーの判定勝ちかな?
ちなみに、この日のもう一つのアンダーカードは、リー・シェルビー(イギリス)のIBF世界フェザー級の防衛戦もあります。
相手のジョナタン・バーロス(アルゼンチン)は10月に細野悟に判定勝ちして、挑戦権を手に入れましたが、決め手に欠く地味な選手です。
こちらは、フランプトンの防衛戦よりさらに凡戦になるでしょうね。