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比嘉大吾VSロメル・オリベロス(フィリピン)
WBCユースフライ級タイトルマッチ(2016年3月5日)
(出典:日テレG+)
解説の浜田剛史さんが「比嘉のいいところは、左のダブルがスムーズに出ることです」という通り、この日も初回から左のボディ、顔面へのダブルで挑戦者を圧倒します。
両腕を高く構えたスタイルは、具志堅さんと浜田さんを足して二で割ったというより、私はむしろロマゴンに似ていると思います。
オリベロスは東洋太平洋15位にランクしており、8戦して一度もダウンがないということでしたが、比嘉の相手としてはやはり役者不足でしたね。
2ラウンドに4度倒して(3度立ってくるところがしぶとい)文句のないTKO勝利で防衛に成功しました。
(まず得意の左ボディの連打で一度目のダウン)
(右フックで二度倒す)
(最後は会心の右ストレートでとどめ)
さあ、これで9戦9勝9KOのパーフェクトレコード。いよいよ次のステップへ飛躍してもいいでしょう。
東洋太平洋タイトルへ挑戦するということですが、現在のチャンピオンはアーデン・ディアレ(フィリピン)で、WBO10位、IBF10位にランクされています。
このタイトルを奪取すれば、世界ランクも手に入ります。
ようやく世界が見えてきましたね。
ところで意外だったのは比嘉のアマチュアでの実績です。
国体ベスト8が最高というから驚きです。私はてっきり高校3冠ぐらいの実績はあると思っていましたから。
比嘉の才能を開花させた具志堅会長の眼力と指導力は大したものです。
この日、セミファイナルに登場した同じジムの前川龍斗(Sフライ級)もなかなか有望な選手ですよ。
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