アミール・マンスール 独り相撲の末ギブアップVSドミニク・ブリージール

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ドミニク・ブリージールVSアミール・マンスール

WBC米大陸ヘビー級王座決定戦(2016年1月23日)

 

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(出典:WOWOW)

201㎝のブリージールは結局、何もしないで王座を獲得しました。

最後まで試合をコントロールしていたのは、185㎝のサウスポー、マンスールでした。

自分の距離でボクシングができないブリージールは、どうやらサウスポーが苦手かもしれません。

マンスールのいきなりの左が見えないのか、ガードが甘いのか、とにかくブリージールはこのパンチを序盤にかなり被弾していました。

そして3回、ブリージールの不用意な左ジャブに合わせて、今度はマンスールの右フックがカウンターでヒットし、あっさりダウンを奪われました。

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この右フックはマンスールの得意とするパンチのようです。スピードとキレがありましたね。

 

ダウンを奪ったマンスールが失速

 

ところがブリージールは4回、足に力が入らないものの、左ジャブから右ストレートで息の上がったマンスールの追撃を許しません。

明らかに打ち疲れですね。フィジカル面でのハンデをカバーするために、かなりスタミナを消費したようです。

それでも、5回はまたマンスールが攻勢に出ます。明らかに疲れているがスピードではまだマンスールが上です。

ブリージールは201㎝の巨体を、マンスールのスタミナの消耗に生かす結果になっただけで、結局ここまで何もしていません。

 

開いた口がふさがらない

これは見ていたボクシングファンは誰しもが思ったことでしょうが、6ラウンドのゴングがなってもマンスールが椅子から立ってきません。

どうやら、舌をけがしたか何かで、口が閉まらなくなったようです。開いた口が閉まらなくなってしまいましたので、ギブアップです。

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巨体で相手のスタミナを削っただけで勝利を手にしたブリージール。

独り相撲の末、結局ギブアップしたマンスール。不思議な試合でしたね。

ブリージールはこれで現在のWBC28位から15位圏内に顔を出してくるかもしれませんが、パンチにスピードもありませんし、ガードも甘い。まあ体は柔らかそうですが、ヘビー級のトップ戦線に食い込んでくるには、明らかに力不足です。

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