再起戦の岩佐亮佑&2階級制覇を目指す五十嵐俊幸

[pc][/pc] [mobile]
[/mobile]

目次

岩佐亮佑(25歳)VSマーロン・アルシリヤ(フィリピン:21歳)

 

Sバンタム級10回戦(2015年11月24日)

f:id:stonemeintothegroove:20151213160259j:plain

f:id:stonemeintothegroove:20151213160310j:plain

(出典:日テレG+)

2度のバッティングは残念でしたが、まずまずの再起戦だったように思います。

リングに登場した岩佐は、がっちりした感じがしました。

いつもより1階級上げたSバンタム級は、岩佐には向いてるような気がしますね。

 

解説の飯田覚士さんが「右ジャブが課題ですね」と言うように、岩佐のジャブで距離をうまく作れるかが、再起戦の重要なポイントでしょう。

そして、その通り、右ジャブをついて、きれいに左ストレートを決め、上々の立ち上がりでした。ただ、上体が少し硬いのが気になりましたね。

2ラウンドの右アッパーは芸術的でした。相変わらず当て勘はいいですね。f:id:stonemeintothegroove:20151213161020j:plainf:id:stonemeintothegroove:20151213161832j:plain

(出典:日テレG+)

 

ジャブでうまく距離を取るので、左ストレート、左フックが面白いように当たっていました。

3ラウンドに偶然のバッティング。

4ラウンドにアルシリアが強引に出てきて、不用意にパンチをもらう悪い癖が出ましたが、それ以外はこの回まで小気味いい攻めで、完全に岩佐のペースで進みましたが…

なんと、5ラウンドにまたもや偶然のバッティングがあって、試合はストップ。

このままいけばKOも期待できただけに、負傷判定になってしまったのが残念です。判定は文句なしに岩佐の勝利でした。

 

 次はSバンタム級でギジェルモ・リゴンドーとやってほしいですね。

彼はきっと対戦相手がなく干されていますから、オファーを出せばすんなり決まるような気がします。

 

五十嵐俊幸(31歳)VSジョナサン・フランシスコ(フィリピン:22歳)

Sフライ級10回戦(2015年11月24日)

f:id:stonemeintothegroove:20151213161637j:plain

f:id:stonemeintothegroove:20151213161645j:plain

 (出典:日テレG+)

 

試合前に五十嵐は「KOを狙います」と言っていたようですが、それが裏目に出たような気がします。

 

1ラウンドは五十嵐が自分の距離で戦い、上々の立ち上がりでした。

ジャブも速いし、ワンツーも綺麗にヒットしていました。

 

2ラウンドにフランシスコが出てきましたが、上体をうまく使って、見た目ほどパンチをもらってはいないようでした。このあたりの柔らかさは岩佐よりうまい気がします。

 

しかし、この回、顎にフランシスコの頭突きをもらい、口の下からかなり出血した後、ヒッティングにより目の上が切れるという、大きなハンデを被りました。

倒すことにこだわりすぎて、相手の距離で戦ってしまったのがまずかったですね。

 f:id:stonemeintothegroove:20151213161933j:plain

 (出典:日テレG+)

 

3ラウンドは自分の距離をキープして、何度も左を当てていましたが、「右ジャブが少ない」と飯田さんが指摘。それでも左ボディは結構効果的だったように思います。

フィリピンの若いボクサーはパンチを思い切って振ってくるので、後手に回る五十嵐の見た目の印象が悪かったため、ポイント的にはリードすることができませんでしたが、ペースは握っていたと思います。

 

結局、岩佐と同じ5ラウンドに偶然のバッティングで試合はストップ。またもや負傷判定という結果になってしまいました。

判定は引き分けでしたが、五十嵐の出来はそれほど悪いとは思いませんでした。

課題は「自分の距離で戦う」ことですね。

31歳ですし、そろそろ河野公平あたりと対戦してはいかがですか。

タイトルとURLをコピーしました