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私はこれで引退だと思います
「どうですかね、劣化してんるんじゃないんですか?」と長谷川が言う通り、前回の試合とは別人のような動きの悪いボクシングでしたね。
Sフェザー級10回戦
長谷川穂積VSカルロス・ルイス・マチュカ(メキシコ)
(出典:GAORA)
どっしり構えた長谷川ですが、動きは悪かったですね。
立ち上がりはまずまずでしたが、3ラウンドに落とし穴が待っていました。タイミングがばっちりあった右ストレートをもらいダウン。
「あー悪い長谷川のパターンやな」
と思いましたが、たぶんマチュカのパンチは戦績通り軽かったのでしょう。
5ラウンドにまたもや同じパンチでダウンをもらったときは終わったかな、と思いましたが、意外にも持ち直しました。
タイミングで倒されたのしょうが、それもまた問題ですね。
(出典:GAORA)同じ右ストレートを2度ももらうことが問題
後半は穂積ペース
やっと長谷川らしい動きを見せたのは6ラウンドから。
それでも相変わらず危なっかしいパンチの交錯があって、とても安心してみていられる展開ではありませんでした。
やっぱり体が重いのと、相手のフィジカル面でのアドバンテージに苦しめられたような気がします。
解説の飯田さんは「スピードで上回っています」と言ってましたが、いつもの足の運びもキレのあるパンチも、なにか違う気がしました。
ルイスがプレッシャーをかけてきてから、長谷川の動きが少し良くなって、相手の動きもようやく見えてきたような気がしました。
このウエイトでは長谷川は無理ですね。
10ラウンドにボディでようやく相手にダメージらしきものを与えたのが唯一の見せ場でしたね。
とにかく今日の試合は長谷川の醍醐味を全く見せことがなかったと思います。別人でした。ショックです。
私の採点ではルイス
2度のダウンは大きいでしょう。4ポイントですからね。
後半の追い上げを考慮しても、1ポイントルイスの勝ち、まあどう転んでも長谷川の勝ちはないでししょう。
Sフェザー級だったのが問題なのか、長谷川の劣化なのか。両者の顔を見たら勝者は明らかだと思います。
相手は世界ランカーとはいえ、この試合内容では世界は無理、いやもう引退ではないでしょうか。
正式ジャッジは95-94、95-93、96-93。
不思議だったのはルイスが素直に負けをみとめたようなそぶりを見せていたことです。
私は、「大あばれする」かと思いました。
(出典:GAORA)試合後の両者の顔、長谷川のパンチは世界に通用しませんね
前回の試合は良かったのに ↓