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209.第541回ダイナミックグローブ
日本Sバンタム級タイトルマッチ(2015年9月30日)
小國以載VS源大輝(日本6位)
(出典:日テレG+)
日本ウェルター級タイトルマッチ
高山樹延VS田中亮治(日本9位)
(出典:日テレG+)
遠い世界へ~小國
小國は一応、WBC6位、IBF10位にランクされているから驚きです。
この程度の挑戦者を圧倒できずに、どうして世界ランカーなのか不思議で仕方がありません。
でもまだ前回引き分けで防衛した時よりは、はるかに出来は良かったと思います。
(出典:日テレG+)時折いいパンチがヒットするのですが
挑戦者の源はハードパンチだけが売り物の、大振りパンチャーです。避け勘はいいものの、当て勘は最低です。
2回に、早くもその大振りパンチを見切った小國は、さすが格が違うと感心しました。
右ストレートをカウンターで決めたときは、KOの予感もしましたが、そこからの攻めが単調で、源にパンチを見切られる始末です。
小國のワンツーが当たらなくなり、パンチの精度が悪くなるは、手数は減るはで、当たるのはボディブローだけ。時折いいパンチをヒットさせますが、あとが続きません。
源はボディが効いてしまい、ガードが下がる、腰が引ける、で持ち前の強打も不発。
せっかくの強打も当たらなければ話になりません。
(例によって、戦闘能力比較)
階級 | 選手 | パンチ力 | スピード | テクニック | スタミナ | 打たれ強さ | アグレッシブ | 計 |
Sバンタム | 小国以載 | 5 | 6 | 8 | 8 | 7 | 5 | 39 |
Sバンタム | 源大輝 | 7 | 5 | 6 | 7 | 5 | 6 | 36 |
私の採点は4ポイント差で小國。ジャッジもほぼ同じような採点でした。
もっと手数を増やすことと、多彩な攻めのバリエーションを持たないと、世界では全く通用しません。
東洋太平洋チャンピオンの和氣慎吾とは大きな、埋めようのない差がありますね。
全く才能なしの高山
日本のウェルター級のレベルはホントに低いですね。
このタイトルマッチはとにかくクリーンヒットがないし、お互いに手数が極端に少ないので、10ラウンド見るのが苦痛なぐらい退屈な試合でした。
チャンピオンの高山はボディブローぐらいしか当たらないし、あとは両手骨折したのかと思うほど手数が少ないですから、よくこんなんで22勝1敗なんて戦績を残せたのが、とても不思議です。
挑戦者の田中は「やりくそう」と思っただけで、ミドル級の柴田明雄をかなり下手にしたような選手です。ボクサーとしての魅力はゼロですね。
私の採点は3ポイント差でチャンピオンの防衛です。正式ジャッジも同じような採点でした。
(独断と偏見の戦闘能力比較)
階級 | 選手 | パンチ力 | スピード | テクニック | スタミナ | 打たれ強さ | アグレッシブ | 計 |
ウェルター | 高山樹延 | 4 | 6 | 5 | 7 | 7 | 2 | 31 |
ウェルター | 田中亮治 | 3 | 5 | 3 | 7 | 8 | 2 | 28 |