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(9月22日追記)
山中VSモレノ戦の結果記事はこちら↓
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9月22日、相手は前WBA世界バンタム級スーパーチャンピオンのアンセルモ・モレノ(パナマ)です。
39戦35勝12KO3敗1分。KO率から判断すると、パンチ力はなさそうですね。山中と同じサウスポーです。
年齢は30歳、身長は山中とほぼ同じぐらいでしょうが、リーチは少し長そうです。
戦力分析
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■YouTubeで2試合見ました
まず、最後に負けたファン・カルロス・パヤノ戦。パヤノはロマゴンをサウスポーにしたような感じの選手で、山中ならこちらの方がかみ合いそうです。
モレノは完全なアウトボクサーで、クリンチが多く、いわゆるジャブ&クリンチの面白味全くなしの代表選手みたいなボクサー。山中とはかみ合わないでしょうね。
もう一試合は、山中と唯一共通の対戦相手のビッグ・ダルチニアン戦です。
これも最低の試合で、ダルチニンアンが例によって強引に攻めまくり、それをモレノがのらりくらりとかわすだけ。ダルチニアンのパンチはほとんど当たらず、モレノのジャブ&クリンチでわずかな差のポイントを毎回丹念に拾い、気が付いたら大差の判定勝ちという、信じられないぐらい退屈な12ラウンズでした。
■かみ合わない
何度も言いますが、かみ合いません。下手すると、山中のタイトルマッチ史上最低の試合になりそうです。モレノとかみ合う選手なんか世界中探してもいないでしょうね。
強い! という感じは全然ないのですが、さすがの山中でも、モレノのダーティなボクシングに付き合っていると、最悪の場合「気が付いたら判定負け」なんてこともありそうです。
とにかくのらりくらりとかわすので、さすがのゴッドレフトも簡単には当たらないでしょう。そして、得意のジャブ&クリンチ。あの冷静な山中がイラつく場面もあるかもしれませんね。
■亀田が逃げたのは強いからではない
まずモレノは亀田より身長が10センチほど高く、リーチはもっと差があるでしょう。そしてアウトボクシングでのらりくらりされては、手数の少ないカウンターだけの亀田に攻め手はほとんどありません。しかも亀田はサウスポーが大の苦手です。
モレノが強いからではなく、勝つ方法が見当たらないからでしょうね。
12ラウンズ、相手ボクサーではなく、ストレスと闘うわけです。しかも結果が大差判定負けではやってられませんね。やる前から展開も結果もわかっているのだから、逃げるのも当然です。
しかし、山中がモレノをKOしたら痛快でしょうね。
サウスポー同士でのジャブの差し合い。これは負けないような気がします。距離感はつかみにくいでしょうね。自分の距離があってないような選手ですからね。
攻め込んだらのらりくらりと逃げ、軽いパンチをちょこちょこ当てて、せこいポイントを拾いに来るでしょう。余程のタイミングでない限り、モレノに深刻なダメージをこうむるようなパンチ力はないはずです。
決め手はズバリ、ボディブローですね。2試合見ただけですからなんとも言えないのですが、どうもボディへのパンチに対して神経質になっているような気がしました。
動きさえ止めたら、あとは射程距離を合わせて、
「神の左」をズドン!
山中、頼む!
こんな最低ボクサー、病院送りにしてやってくれ~