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■パウンド・フォー・パウンド10位に山中
パウンド・フォー・パウンド(英: Pound for pound)は、異なる階級の選手を比較、対比する方法を指し示すものとして1950年代初期に『リング』誌の初代編集長ナット・フライシャーによって造られた用語であり、その後、階級や王座認定団体、王座そのものが増えると、単に選手の優れた才能や能力を説明するために用いられるようになった。(ウィキペディアより)
要するに、体重が同じと仮定した場合に、誰が一番強いか、ということです。
米ボクシング専門誌「リングマガジン」が独自に発表していますが、5月の最新ランキングの10位に山中慎介が登場しました。おそらく(検証できていません)日本人で初めてではないでしょうか。これはすごい快挙です!
■ベスト10を紹介しましょう
1位 フロイド・メイウェザー(Sウェルター級)
2位 ローマン・ゴンザレス(フライ級)
3位 ウラジミール・クリチコ(ヘビー級)
4位 ゲンナディ・ゴロフキン(ミドル級)
5位 ギジェルモ・リゴンドー(Sバンタム級)
6位 マニー・パッキャオ(ウェルター級)
7位 カール・フロッチ(Sミドル級)
8位 セルゲイ・コバレフ(Lヘビー級)
9位 テレンス・クロフォード(Sライト級)
10位 山中慎介(バンタム級)
まあすごいメンバーですね。ほかに候補を挙げるとすれば、ダニー・ガルシア、ニコラス・ウォータース、内山高志、将来的にはワシル・ロマチェンコ、井上尚弥も登場するかもしれません。
ちなみに前回かどうかわかりませんが、1月に発表されたランキングと比較してみましょう。
1位 フロイド・メイウェザー(Sウェルター級)
2位 ウラジミール・クリチコ(ヘビー級)
3位 マニー・パッキャオ(ウェルター級)
4位 アンドレ・ウォード(Sミドル級)
5位 ローマン・ゴンザレス(フライ級)
6位 ギジェルモ・リゴンドー(Sバンタム級)
7位 ティモシー・ブラッドリー(ウェルター級)
8位 ファン・マヌエル・マルケス(Sライト級)
9位 カール・フロッチ(Sミドル級)
10位 サウル・アルバレス(Sウェルター級)
アンドレ・ウォード、ティモシー・ブラッドリー、ファン・マヌエル・マルケス、サウル・アルバレスが姿を消し、ゲンナディ・ゴロフキン、セルゲイ・コバレフ、テレンス・クロフォード、山中慎介が新しく登場しています。
コバレフとゴロフキンは文句ないでしょうね。
とにかくめちゃくちゃ強いですから。
クロフォードはあのユリオキス・ガンボアをKOしています。山中は前回の圧勝が評価されたのかな。内山高志も強かったんですけど、やっぱりムエタイ王者のジョムトーンが世界的に無名だったせいでしょうか。パッキャオが引退したらチャンスがあるかもしれません。
■1位のメイウェザーの最後の試合
最有力なのはアミール・カーン。次がキース・サーマン、そしてゲンナディ・ゴロフキンと候補が目白押しです。
カーンが断然弱いし、安全な相手であることは間違いないでしょう。ダニー・ガルシアにKOされてからも、速いパンチは健在ですが、やみくもに打つだけで、当て勘が悪すぎます。
威力もありません。危険性ゼロの相手ですから、メイウェザーの好みでしょうね。
サーマンはウエイト面では問題ないですが、ちょっと危険です。ゴロフキンはさらに危険ですし、ウエイト面で課題が残ります。
私がメイウェザーなら迷わずカーンですね。そこそこ人気、知名度があり、まだ一般のボクシングファンにはそこそこ強いと思われていますから。