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◆ファン・カルロス・レベコ
4月22日に井岡一翔が挑戦するWBA世界フライ級チャンピオン、ファン・カルロス・レベコの実力を調べてみました。
2年前に日本で当時9位の黒田雅之と対戦した時は、なんの武器もない黒田をもてあまし、結局判定勝ち。黒田にもう少しパンチ力があれば、何とかなったのでは思った記憶があります。とにかく、それほど怖い印象はありません。
◆ヨドモンコンとの防衛戦から計る
昨年12月にヨドモンコン・ポーセーンチップとの防衛戦では、序盤にヨドモンコンのカウンターをもらい、ダウンを喫しています。
ヨドモンコンは体がチャンピオンより一回り体が大きく、パワーが感じられました。
結果を知らなかったら、「これはチャンピオン危ないで」と思ったでしょうね。
フライ級はライトフライに比べると、かなりレベルが高いのは間違いありません。
レベコは左ボディブローがうまい。井岡もこれは要注意ですね。絶対にこのパンチを多用してくると思いますよ。右のオーバーハンドは少しオープン気味で、大きな振りの割に効果はそれほどないのではないでしょうか。
このチャンピオン、体は小さいがパンチの振りは大きく、思い切って打ってきます。
井岡ならまともにもらわないでしょうけど、もらったらやばいですね。特に左は要注意です。
チャンピオンはこのパワフルな挑戦者に本当にKOしたのかなと、半信半疑で見ていましたが、右のボディブロー一発で、試合は唐突に終わってしまいました。
「えっ?」なんじゃこれと、あまりのあっけない幕切れにびっくり。
挑戦者のヨドモンコンは体格がいいものの、その分、減量がきつかったのかな~。
ヨドモンコンはSフライ級で怖い存在になりそうな気がしました。
◆井岡勝てるぞ!
レベコはそれほど防御勘に優れているわけでもなく、的が小さい割にはパンチを当てやすいように思います。パンチの振りも大きく、仮にもらっても少しオープン気味なので、深刻なダメージにつながらないでしょう。
気を付けるのは、左ボディですね。これはなかなかうまい。このパンチにあわせてカウンターを多用するのもいいかもしれません。
井岡もこの程度のチャンピオンに勝てないようでは、三階級制覇は無理ですね。
ロマゴンやアムナットに比べればはるかに「組し易し」です。
井上に負けないように絶対にKOで
決着をつけてください。