IBF世界バンタム級タイトルマッチ
1位のランディ・カバジェロ(アメリカ)VS3位のスチュアート・ホール(イギリス)の王座決定戦です。
カバジェロは21戦無敗のホープ、かたやホールは元世界チャンピオン。なかなか魅了的なカードです。
序盤はカバジェロのペースで、接近戦からコンパクトに打つパンチは、角度もよくキレがありました。そして早くも2回、左ストレートから右をフォローしダウンを奪い、これはカバジェロの楽勝かに思えました。
しかし、さすが元チャンピオンですね。4回あたりから盛り返してきました。体幹が強そうで、しかもきびきびしてバネもあり、カバジェロよりパワーがあります。
カバジェロは的確なパンチで応酬しますが、ホールのしつこい攻撃に早くも中盤はスタミナ切れの様相を呈してきたのには驚きましたね。カバジェロはフィジカル面で劣るのか少し線が細く、回を追うごとにパワーで押されている感じです。
一進一退の攻防で、ポイントの取り合いが続き、的確なパンチをとるか、パワフルなパンチを有効打とするか、微妙なラウンドの連続で試合は判定に。
私はダウンを奪ったカバジェロがわずかに上回ったかな?と思いましたが、ジャッジの採点は意外に差があり、明白な判定でカバジェロに凱歌が上がりました。
これが最近の判定の傾向ですね。ガードの上からのパンチや大きな派手なパンチよりも、ピンポイントに的確にヒットするパンチが効果的とするんです。ジャブでも顎をヒットすれば強いパンチでなくてもポイントになります。日本の選手の苦手とするところですね。
それはともかく、岩佐、このチャンピオンは弱いぞ!
君なら勝てるよ。もちろん山中ならたぶん楽勝でしょう。ラスベガスで統一戦はどうですか。パワーのある赤穂もチャンスがあると思います。
とにかく今がチャンス、早く挑戦しないといなくなってしまいますよ~。
早い者勝ち!