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日本選手は頑張りすぎる
最近、こういった事故が続出しています。2024年2月に亡くなった穴口一輝さん、今年の5月には何とか一命はとりとめましたが、選手生命を絶たれた重岡銀次朗(ワタナベ)。さらに神足茂利さんと同じ日にリングに上がった浦川大将(帝拳)も開頭手術を受けましたが、まだ意識が戻っていません。
日本の選手は連打を浴びて気持ちが切れそうになっても、なかなかギブアップしません。神足さんも強打の羽田大和と激しい打ち合いを12ラウンドも演じたのですから、ダメージも相当あったと思います。たとえが悪いですが、タイやフィリピンの選手は意外と簡単にギブアップします。一番近くで選手を見ているレフリーは、連打を浴びている選手の状態がわかると思います。しかし今は選択肢は3つしかありません。レフリーストップかダウンするまで待つかあるいはゴングが鳴るまで待つか、です。
ロープダウンを復活させる
ダメージが感じられたり、様子がおかしかったら、ロープダウンを取って、様子を見る必要があります。また、試合を再開する前に、医師の診断を仰ぐべきですね。それが無理なら、ロープダウンまたはダウンした選手は次のラウンドの試合再開前に、医師のチェックが必要だと思います。海外ではレフリーの判断で頻繁に行われています。
いずれにしても、ロープに詰まって連打を浴びている、または、リング中央でも連打を浴びている選手には倒れなくてもダウンを宣告して、試合を中断させ様子を見ることが重要です。それが試合の勝敗に影響するとしても、負けた選手には次があります。
OPBFはタイトルマッチを10ラウンドにするようですね
12ラウンドは世界戦だけにして、地域タイトル戦は10ラウンド、それ以外のノンタイトル戦は8ラウンドで十分だと思います。ノンタイトル戦で12ラウンドもやるなんて馬鹿げていますよ。
ボクシング関係者は、ボクシングをもっと安全なスポーツにするために、真剣に考え直すべきです。