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(出典:WOWOW)
S・バンタム級6回戦(2023年7月28日)IN ラスベガス
村田昴(帝拳)VSファン・センテノ(ニカラグア)
両選手のプロフィール
村田昴(帝拳)
4戦全勝4KO、26歳 サウスポー
身長 170センチ リーチ173センチ
2021年6月、ラスベガスで2RTKO勝ちでプロデビュー。その後日本で2連続KO勝利を飾っています。そして4戦目は、またアメリカでKO勝利を飾りました。帝拳ジムが期待する次世代のホープです。
ファン・センテノ(ニカラグア)
19戦8勝1KO8敗3分け、29歳 オーソドックス
2016年にプロデビューした中堅選手です。元ABF米国フェザー級王者。2023年3月にNABF北米S・バンタム級タイトルに挑戦しましたが判定負けで王座獲得に失敗しました。
試合経過
序盤から村田がペースを掴む
一回り体が大きい村田が、序盤からペースを掴みます。特に右ジャブのボディ攻撃が効果的ですね。2ラウンドはさらにボディへの攻撃が増えてきました。センテノも大きな右フックを放ちますが、これは空を切りました。思い切り振り回してきますので、注意が必要ですね。
2ラウンドにダウンを奪う
そして、2ラウンド2分弱、村田の綺麗な左アッパーで、センテノは足をばたつかせながら下がり、ロープ際で膝を突きました。ここからの村田の攻撃がやや雑で、センテノのカウンターを結構まともにもらっていました。センテノは顎より、ボディの方が効いている感じです。村田もボディを中心にパンチを放っています。
村田の一方的な展開
3ラウンドはセンテノが一発逆転を狙い、村田の打ち終わりに大振りのパンチを振り回してきます。村田は執拗にボディへパンチを集め、ガードが下がると上にパンチを打ち込みます。もうやりたい放題になってきましたね。しかし、センテノの捨て身のパンチをまともにもらうシーンがあり、ヒヤッとします。もうちょっと慎重に攻めてほしいですね。その後もセンテノは、村田のパンチを上下に浴び続けます。
ラウンド終了後、センテノは首を振りながらコーナーに戻りました。どうやらギブアップのようです。恐らく、3ラウンド、最後の勝負をかけて捨て身のパンチを振り回したのでしょうが、ボディへのダメージの方が大きかったのでしょう。
村田が5連続KO勝利で世界8位に
3ラウンド終了TKO勝ちで、村田がデビューから5連続KO勝利を飾りました。しかも6回戦でTKO勝ちしただけなのに、この後、WBA世界S・バンタム級8位にランクされました。これが日本で試合をしていたらこうはならなかったでしょうね。
「わしボク」の独り言
触られるのが嫌なら、芸能界をやめればいいのに。簡単な話です。芸能人の代わりはいくらでもいますよ。医者や看護師や介護士の代わりはいません。学校の先生や土木作業員、ライフライン関係の仕事をやる人は、きっと不足してるはずです。「芸能人が足りない」なんて聞いたことがありません。