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東洋太平洋・WBOアジアパシフィック・ライト級王座統一戦(2024年11月21日)
保田克也(大橋)VS宇津木秀(ワタナベ)
両選手のプロフィール
保田克也(大橋)WBOアジアパシフィックライト級王者・WBO6位
15戦14勝9KO1敗、32歳
身長 174センチ
2022年2月に中里周磨と対戦し判定で敗れ初黒星を喫しました。2023年6月にWBOアジアP王座決定戦で判定勝ちしタイトルを獲得。その後3度の防衛に成功しています。
宇津木秀(ワタナベ)OPBF東洋太平洋ライト級王者
15戦14勝12KO1敗、30歳 オーソドックス
身長 172センチ
2022年2月に王座決定戦で鈴木雅弘にTKO勝ちして日本ライト級王座を獲得。その後2度の防衛に成功しました。しかし、2023年4月に中里周磨にKO負けを喫し、王座陥落。中里周磨が3ラウンドKOでタイトル奪取 VS宇津木秀(日本ライト級タイトルマッチ)「Lemino」で生配信
2024年7月に鈴木にKO勝ちして、OPBFタイトルを獲得しました。
試合展開
両選手とも1敗していますが、それがいずれも中里周磨に喫したものです。奇遇ですね。
すごい試合でした!
間違いなく、今年の年間最高試合ですね。今年見た試合の中で一番興奮しましたし、いや~とにかく感動しました。ダウンの応酬とはこのことでしょう。
3ラウンドまでは静かな展開でしたが、4ラウンドから激変!
4ラウンドから先に仕掛けた宇津木の右フックで安田が膝を突きました。ところが宇津木が攻勢に出て攻め立てたところへ、保田の右ストレートがヒットし今度は宇津木がダウンしました。ダメージは明らかに宇津木の方が大きいですね。
大ピンチの宇津木
何とかこのラウンドを凌いだ宇津木は、5ラウンドも積極的に攻め立て、コーナーに詰めたところで保田の右ショートがカウンターで宇津木の顎をとらえ、2度目のダウンを奪います。またしても大ピンチに陥った宇津木でしたが、必死でこのラウンドを凌ぎ切りました。
宇津木の積極性が吉と出た
6ラウンドもダメージは宇津木の方があるように見えましたが、積極的に攻め立てたのは宇津木です。そして、右ストレートで2度目のダウンを奪います。立って来た保田をコーナーに詰め連打で防戦一方に追い込んだところで、レフリーが試合をストップしました。ちょっと早いストップのよう気がしましたが、宇津木が6ラウンドTKO勝ちで、地域タイトルの統一に成功しました。
この両者の試合はもう一度見たいですね。再戦必至でしょう。世界タイトルよりも、この二人の試合をもう一度見たい!