日本人頂上決戦 井岡が5Rにダウンを奪い8RTKO勝ち!井岡一翔VS田中恒成(WBO世界S・フライ級タイトルマッチ)

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目次

その前に

中谷正義の逆転KOは、感動しましたね。中盤までは完全にフェリックス・ベルデホのペースでしたから、このまま大差の判定でまけると思いました。9ラウンドの左ジャブのカウンターは見事でした。

注目のバンタム級暫定王座検定戦は、ドネアのピンチヒッター、レイマート・ガバリョが、2-1の判定でエマニエル・ロドリゲスに勝ちましたが、「わしボク」は115-113でロドリゲスが勝ったと思っています。的確なパンチは圧倒的に、ロドリゲスが優っていました。

さて本日の行方は

まず両選手のプロフィールを簡単に五勝しておきましょう。

チャンピンの井岡一翔は、27戦25勝14KO2敗、31歳。

挑戦者の田中恒成は、15戦全勝9KO、25歳。

体格の比較では

    身長      リーチ

井岡  165cm  168cm

田中  164cm  162cm

井岡が、若干リーチが長いようですが、体格面ではほぼ互角と言っていいでしょう。

展開は

田中がどう出るかで、展開は大きく変わるでしょうね。大方の予想では、パワーに勝る田中が先制攻撃をかけるということですが、慎重に井岡の出方を見ることも考えられます。井岡はいつものように相手の出方を見て、戦略を組み立てるでしょうね。

田中が先に仕掛けた場合は、田中のパワーとパンチ力で序盤に田中が優位に立つことが考えられます。しかし、井岡はこれまでに負けた相手は、いずれもアウトボクサータイプ。前に出てくる相手には、結構うまく戦っています。田中もそのあたりは研究しているでしょうから、強引に打って出るということはないでしょうね。ただ、後半勝負となると、戦略的に長けた井岡の術中にはまる可能性があります。

ズバリ!田中の中盤にKO勝ち…か、序盤の井岡のカウンターが田中をとらえるか。なんとなく田中が勝つような気がします。

試合経過)

1R)

両選手とも計量をクリアーし、体調は万全にようです。とにかくコロナへの感染がなかって良かったですね。

やはり田中が前に出ます。井岡の左ジャブもヒット。田中のパンチは雑で、このラウンドは井岡のテクニックのうまさが上回ります。

2R)

田中が攻勢に出ますが、井岡が上手く対応しています。田中の速いパンチもヒット。井岡も応戦します。クリーンヒットでは井岡かな。

3R)

井岡が上手く戦っていますね。田中の攻撃はやや雑です。やはりボクシングのうまさでは井岡が上です。ジャブの打ち合いでも井岡が上ですね。

4R)

井岡が前に出ます。田中も応戦します。パンチの威力は田中ですが、的確なパンチは井岡の方が上ですね。このままだと、井岡の判定勝ちかなと。

5R)

井岡のうまさが目立ちます。井岡の左ボディもヒット。田中がやや前に出て攻勢をかけます。しかし、井岡の左ジャブがカウンターでヒットして、田中がダウン!少し効いています。ここはゴングに救われました。

6R)

田中が攻勢に出ます。しかし、井岡が的確にパンチをヒットいます。そして、2分弱、井岡の左フックカウンターで田中が2度目のダウン!

立ってきた田中が必死に応戦します。ラウンド終盤、田中の右ストレートがヒットして、井岡が下がります。

7R)

田中が出てきました。井岡も必死に応戦します。お互いボディの打ち合いです。ここでもやや井岡に分がありますね。田中はちょっと苦しくなってきましたよ。

8R)

田中が出ますが、井岡は的確に左ジャブを突きます。そして、1分半、井岡の左フックがカウンターでヒットし、田中が大きくぐらついたところで、レフリーが試合をストップしました!

井岡の8RTKO勝ちです。

田中のパワーも井岡のテクニックに屈しましたね。井岡のテクニックはやはり一級品でした。見直しました。

 

 

 

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