井岡一翔VS中谷潤人が来年実現するぞ!(WBO世界S・フライ級タイトルマッチ)

[pc][/pc] [mobile]
[/mobile]

目次

(出典:WOWOW)

井岡一翔VSジョシュア・フランコの勝者と中谷が対戦

12月31日に井岡一翔(志成)VSジョシュア・フランコ(アメリカ)の勝者に中谷潤人(M.T)との対戦が義務付けられました。中谷は先日、WBO世界フライ級王座を返上し、S・フライ級でフランシスコ・ロドリゲスに大差判定勝ちしました。WBOは中谷をS・フライ級の1位にランクし、WBO王者への指名挑戦者として、来年6月までの対戦を指示しました。

両選手のプロフィール

井岡一翔(志成)WBO世界S・フライ級王者

31戦29勝15KO2敗、33歳 オーソドックススタイル

身長 165cm  リーチ 166cm

2011年2月にWBO世界ミニマム級王座を獲得。3度防衛後、2012年にWBA世界L・フライ級王座を獲得し、2階級制覇を達成しました。3度防衛して、IBF世界フライ級王者のアムナット・ルエンロンに挑戦し、判定負けで3階級制覇に失敗しました。

しかし、2015年にファン・カルロス・レべコに判定勝ちして、WBA世界フライ級タイトルを獲得し、3階級制覇を達成しました。5度防衛して、タイトルを返上し、S・フライ級へ階級を上げました。

そして、2018年12月、ドニー・ニエテスとWBO世界S・フライ級王座決定戦を行い、判定負けでタイトル獲得に失敗しましたが、ニエテスがタイトルを返上。2019年6月、アストン・パリクテと王座決定戦を行い、TKO勝ちでWBO世界S・フライ級タイトルを獲得、同時に4階級制覇を達成しました。2022年7月にドニー・ニエテスにリベンジして、5度目の防衛に成功しました。

ジョシュア・フランコ(アメリカ)WBA世界S・フライ級王者

22戦18勝8KO1敗2分け1NC、26歳 オーソドックススタイル

身長 165cm  リーチ 170cm

2018年3月、ルーカス・フェルナンデスにTKO負けして、初黒星を喫しました。2020年6月にWBA世界S・フライ級王者のアンドリュー・モロニ―に挑戦し判定でタイトルを獲得。2020年11月にモロニ―とダイレクトリマッチを行い、無判定試合となりましたが、モロニ―側の提訴により、2021年8月、3度目の対決となりました。そしてようやく判定で決着がつき、初防衛に成功しました。

展開予想

フランコはデビューからS・フライ級で戦っていますし、バンタム級でも試合経験があります。ミニマムから上げてきた井岡に比べると、やはりフィジカルの強さではフランコの方が上でしょうね。ただ、井岡の苦手なディフェンシブなタイプではなく、前に出て積極的に攻めて来るタイプですので、井岡にとってはやりやすいと思います。ディフェンスもやや甘さが見られます。アンドリュー・モロニ―との3度目の対戦では、モロニ―のカウンターをもらい、ダウンを喫しています。

攻撃パターンもそれほど多彩ではないので、井岡なら早い回で見切れるような気がします。後はフランコの打ち終わりを狙って、ボディにパンチを当てればかなり効果的でしょうね。決してパンチも速くないので、カウンターも合わせやすいと思います。パンチにそれほどパワーも感じられないので、被弾しても大丈夫でしょう。

いつもの安全運手なら、判定で勝てる相手です。

井岡一翔VS中谷潤人

興味深い対戦ですね。井岡はフランコに勝てば、そのまま中谷との対戦に向けて準備するでしょうが、中谷はどうするのでしょう。難敵、フライシスコ・ロドリゲスに危なげなく勝ちましたが、やや物足りなさが残りましたね。もう一戦、S・フライ級の慣らし運転が必要な気がします。本来なら田中恒成とやってほしいところですが、田中は12月11日に世界ランカーとの試合が決定しています。ここは落ち目のカルロス・クアドラスが適当ではないでしょうか。軽い相手でパンチ力はないし、リスクはほぼありません。慣らし運転には最適な相手だと思います。

さて、井岡対中谷ですが、やはりスキルでは井岡に一日の長がありますね。しかしパンチ力は中谷が上だと思います。中谷は離れても接近しても戦えますし、サウスポーという強みもあります。どちらが距離とペースを握るか、これに尽きるでしょう。楽しみな対戦ですね。

ジェシー・ロドリゲスはWBOフライ級王座決定戦へ

一方、WBC世界S・フライ級王座を返上したジェシー・ロドリゲス(アメリカ)は、フライ級へ階級を下げ、クリスチャン・ゴンザレスと、中谷が返上したWBO世界フライ級王座決定戦を行うことになりました。おそらくロドリゲスが王座を獲得すると思います。

 

 

 

 

タイトルとURLをコピーしました