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(ボクシングビート7月号)
メインの配信時刻は午後8時半ごろということです。
WBA・IBF世界S・フライ級王座統一戦(2024年7月7日)
井岡一翔(至成)VSフェルナンド・マルチネス(アルゼンチン)
両選手のプロフィール
井岡一翔(至成)WBA世界S・フライ級王者
25戦22勝11KO2敗1分け、35歳 オーソドックス
身長 165cm リーチ 166cm
2011年2月にWBO世界ミニマム級王座を獲得。3度防衛後、2012年にWBA世界L・フライ級王座を獲得し、2階級制覇を達成しました。3度防衛して、IBF世界フライ級王者のアムナット・ルエンロンに挑戦し、判定負けで3階級制覇に失敗しました。しかし、2015年にファン・カルロス・レべコに判定勝ちして、WBA世界フライ級タイトルを獲得し、3階級制覇を達成しました。5度防衛して、タイトルを返上し、S・フライ級へ階級を上げました。2019年6月、アストン・パリクテと王座決定戦を行い、TKO勝ちでWBO世界S・フライ級タイトルを獲得、同時に4階級制覇を達成しました。2022年7月にドニー・ニエテスにリベンジして、5度目の防衛に成功しました。2023年6月に、体重オーバーのジョシュア・フランコに判定勝ちしてWBA世界S・フライ級タイトルを獲得しました。2023年12月に久々のKO勝利で初防衛に成功しています。
フェルナンド・マルチネス(アルゼンチン)IBF世界S・フライ級王者
16戦全勝9KO、32歳 オーソドックス
身長 157センチ リーチ 163センチ
2022年2月、IBF王者のアンカハスに挑戦し、大番狂わせの大差判定勝利でタイトルを獲得しました。全勝とはいえ全く無名で、しかもランキングは11位ですから、誰もマルチネスの勝利を予想しなかったでしょうね。そして、2022年10月の再戦でも大差の判定で、初防衛に成功しました。2023年6月にTKO勝ちで2度目の防衛に成功しています。
展開予想
マルチネスがタイトルを奪った試合は今でも印象に残っています。王者のアンカハスがあれほどパンチを打たれた姿を見たのは初めてでしたから。マルチネスは一発の威力はありませんが、とにかくアグレッシブにパンチを放ってきますし、スタミナもあります。あえて弱点を探すとしたら、ボディでしょうか。
井岡は、アウトボクサーはあまり得意ではありませんが、ファイタータイプには負けたことがありませんね。カウンターもうまいですし、自分の距離を掴むのも早いです。あえて相手の距離で戦うといっていますが、フィジカルの強いマルチネスにはお勧めできませんね。でも接近戦で得意のボディブローが決まれば、倒すシーンが期待できそうな気がします。
試合結果
井岡は全くいいところがない凡戦で、大差の判定負けで王座陥落。0-3(112-116,111-117,108ー120)。パワーもスピードもマルチネスが上でしたね。