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WBA世界S・フェザー級タイトルマッチ
エクトル・ルイス・ガルシア(ドミニカ共和国)VSラモント・ローチ(アメリカ)
両選手のプロフィール
エクトル・ルイス・ガルシア(ドミニカ共和国)WBA世界S・フェザー級王者
20戦16勝10KO1敗3NC、32歳 サウスポー
身長 175センチ リーチ 170センチ
2022年2月、クリス・コルバートとWBA世界S・フェザー級挑戦者決定戦を行い、大差の判定勝ちで挑戦権を獲得。2022年8月、ロジャー・グティエレスに挑戦し大差の判定勝ちで王座を獲得しました。2023年1月にタイトルを保持したまま、WBAライト級王者のジャーボンテイ・デービスに挑戦し、8R終了TKO負けを喫しました。
レイモント・ローチ(アメリカ)WBA1位
25戦23勝9KO1敗1分け、28歳 オーソドックス
身長 170センチ リーチ 173センチ
2018年7月、WBOインターナショナルS・フェザー級タイトルを獲得し、2度防衛。2019年11月にWBO世界S・フェザー級王者のジャメル・へリングに挑戦し判定負けで王座獲得に失敗しました。2021年12月にNABA北米S・フェザー級王座を獲得しています。
試合展開
サウスポーのガルシアが序盤からペースを握り、中盤からはガルシアの一方的展開になってきました。ローチはサウスポーが苦手なのか、前に出るものの、ほとんど手が出ません。ガルシアの左ボディブローも効果的にヒットしています。
後半はガルシアが安全運転に徹して、つまらない展開になってきました。このまま凡戦で終わりそうです。11ラウンドにローチが反撃を見せましたが、ここまでか。最終ラウンドにローチが後頭部を左フックで引っかけるような軽いダウンを奪いましたが、時すでに遅しですね。
しかし、判定は2-1(114-113,116-111,113-114)でなんとローチが逆転でタイトルを獲得しました。
「わしボク」はガルシアの完勝と思いました。後半安全運転に切り替えたのが失敗でしたね。これは物議をかもしそうな気がします。