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(出典:WOWOW)
マーク・マグサヨ(フィリピン)VSレイ・バルガス(メキシコ)
WBC世界フェザー級タイトルマッチ(2022年7月9日)
両選手のプロフィール
マーク・マグサヨ(フィリピン)WBC世界フェザー級王者
24戦全勝16KO、27歳 サウスポー
身長 169cm リーチ 171cm
2022年1月、WBC世界フェザー級王者のゲーリー・ラッセル・ジュニアに挑戦し、2-0の判定でタイトルを獲得しました。現在、フィリピン人で唯一の世界チャンピオンです。
レイ・バルガス(メキシコ)WBC世界フェザー級1位
35戦全勝22KO、31歳 オーソドックス
身長 178cm リーチ 182cm
2007年にアマチュアの大会で、亀田和毅と対戦し判定勝ちしていますね。2010年4月にS・バンタム級でプロデビュー。2017年2月にWBC世界S・バンタム級王座決定戦で判定勝ちしてタイトルを獲得しました。2019年11月にWBC世界S・バンタム級暫定王者と統一戦を行い判定勝ちで、5度目の防衛に成功しました。2020年8月、足のケガでタイトルを剥奪されました。2021年11月にフェザー級に転向し、これがフェザー級での2戦目となります。
試合経過
全勝対決でしかもKO率も高いので、スリリングが試合展開が期待されますね。
序盤からスリリングな打ち合い
いきなりマグサヨの右がヒットしました。パワーはマグサヨ方が上ですね。バルガスは距離を取って、早いワンツーを返します。初回から、両者強いパンチを放っています。序盤からスリリングな打ち合いですね。バルガスがかなり力を込めてパンチを放っています。
少しずつ距離を支配するバルガス
3ラウンドあたりからマグサヨの手数が減ってきました。そして、お互いのパンチがあまりクリーンヒットしなくなりましたね。しかし、5ラウンド終盤、マグサヨの右フックでバルガスが体勢を崩しました。
お互い左フックを合わせていますね。負けずにパンチの応酬です。ただクリーンヒットがなく、退屈なラウンドが続きます。8ラウンドにマグサヨの右カウンターがバルガスをとらえました。しかしその後の攻撃が続きません。
9ラウンドにマグサヨがダウンを奪う
9ラウンド終盤、マグサヨの右ショートでバルガスが崩れるようにダウン!かなり効いているようでしたが、ゴングに救われました。やはりマグサヨのパンチは強いですね。10ラウンドもマグサヨが攻勢をかけます。しかし、バルガスも踏ん張ります。前半でポインを取られているマグサヨは、倒しに行きますが、バルガスもボディブローで応戦します。
終盤はまたスリリングな打ち合いです。しかし、バルガスが距離を取って逃げ切りを図ります。
微妙な判定になりましたね。
やはりスプリットデシジョンです。2-1(112-115,114-113、115-112)でレイバルガスがタイトルを奪取しました。
これは再戦したら分からないですね。ただ、バルガスの打たれもろさは、長期政権になるとは思えないです。