目次
WBC世界S・フライ級タイトルマッチ(2024年6月30日)
ファン・フランシスコ・エストラーダ(メキシコ)VSジェシー・ロドリゲス(アメリカ)
両選手のプロフィール
ファン・フランシスコ・エストラーダ(メキシコ)WBC王者
47戦44勝28KO3敗、34歳 オーソドックス
身長 163cm リーチ 168cm
2012年11月、WBAライトフライ級王者のローマン・ゴンザレスと対戦し、判定負けで王座獲得に失敗。2013年4月にブライアン・ビロリアに挑戦し判定勝利で、WBA・WBOフライ級タイトルを獲得しました。5度防衛後、タイトルを返上し、S・フライ級に階級を上げました。2018年2月にWBC王者のシーサケット・ソールンビサイに判定勝ちして、タイトルを獲得し、2021年3月、WBA王者のローマン・ゴンザレスと王座統一戦を行い、判定勝ちで王座を統一しました。その後両タイトルを返上。2022年12月にロマゴンと3度目の対戦でWBC王座決定戦を行い2-0の判定でWBC王座を獲得しました。
ジェシー・ロドリゲス(アメリカ)WBO世界フライ級王者
19戦全勝12KO、24歳 サウスポー
身長 163センチ リーチ 170センチ
2022年2月、S・フライ級の決定戦は、クアドラスとシーサケット・ソールンビサイ(タイ)で行われることになっていましたが、コロナの影響で、急きょ前座に登場する予定だった、2階級下のジェシー・ロドリゲスにチャンスが巡ってきて、クアドラスからダウンを奪う大差の判定勝利で、タイトルを獲得しました。本来2階級下の選手ですが、S・フライ級の身体が出来てくれば、このクラスで最強になるかもしれません。それを証明したのが2022年6月の初防衛戦ですね。最強の挑戦者と言われた、難攻不落のシーサケット・ソールンビサイに8RTKO勝ちしたことでしょう。2022年10月にタイトルを返上し、フライ級へ転向し、2023年4月に王座決定戦でWBO世界フライ級王座を獲得しました。2023年12月には、IBF王者のサニー・エドワーズと統一戦を行い、9R終了TKO勝ちで、統一王者になりました。そして、王座を返上してS・フライ級に階級を上げました。
展開予想
1年半のブランクがあるエストラーダの仕上がり具合にかかっていますね。手堅いボクシングをするエストラーダに対して、快進撃を続けるロドリゲスの対戦は、展開が読めないところが興味深いと思います。エストラーダのペースにはまると、目も当てられない凡戦になるでしょね。「わしボク」はエストラーダがボコボコに打たれて、KO負けすることを期待しています。
試合展開
序盤からロドリゲスが積極的に攻めペースを掴みます。そして、4ラウンドにエストラーダが反撃に転じたところで、ロドリゲスが左ストレートでダウンを奪いました。エストラーダのダウンは初めて見たような気がします。
5ラウンドもエストラーダはダウン寸前に追い込まれますが、6ラウンドに右ストレートでダウンを奪い返し、一矢を報います。
しかし、7ラウンドに入ってもロドリゲスのペースは変わらず、ややスピードを欠いたエストラーダのパンチは空を切る場面が多くなり、最後はロドリゲスの左ボディアッパーでエストラーダが悶絶のダウンを喫し、最高の結末で終わりました。
セミファイナルに登場したサニー・エドワーズの試合が、ブーイングを浴びるひどい試合だっただけに、ロドリゲスVSエストラーダは久しぶりにボクシングファンを楽しませる最高の試合でした。スカッとしました。ロドリゲスは、バンタム級でも通用すると思いますよ。これからバンタム級が面白くなりますね。
「わしボク」の独り言
誰に投票するかはもちろん自由ですが、その人が当選したら、その議員なり知事なり市長なりの言動には責任を持ってくださいよ。世間の批判を浴びるような人に投票したのなら、大いに反省してください。そして2度と過ちを繰り返さないように、よく考えて投票してくださいね。幸い「わしボク」が投票した人はほとんど落選するので、責任を感じることは滅多にありません。
b