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(出典:WOWOW)
テオフィモ・ロペスVSサンドール・マルティン(スペイン)
WBOインターナショナル・Sライト級タイトルマッチ(2022年12月10日)
両選手のプロフィール
テオフィモ・ロペス(アメリカ)WBO1位・WBC4位・IBF6位・WBA7位
18戦17勝13KO1敗、25歳 オーソドックス
身長 173cm リーチ 174cm
2019年に中谷正義とIBF世界ライト級タイトル挑戦者決定戦を行い判定勝ちし、その年の12月に、王者リチャード・コミ―に2RTKO勝ちでIBFタイトルを獲得しました。そして、2020年10月、ワシル・ロマチェンコと4団体王者統一戦を行い、見事判定勝利で4団体統一王者になりました。しかし、2021年11月、ジョージ・カンボソスに判定負けして、すべてのタイトルを失いました。S・ライト級に階級を上げて、8カ月ぶりの再起戦で世界ランカーのペドロ・カンパにTKO勝ちしました。
サンドール・マルティン(スペイン)WBC5位・WBO6位・WBA11位・IBF15位
42戦40勝13KO2敗、29歳 サウスポースタイル
身長 170センチ リーチ 175センチ
2021年10月にマイキー・ガルシアに判定勝ちして一気に世界ランクに名を連ねました。現在11連勝中と好調をキープしています。ガルシア戦を見る限り、ロペスにとってはやり難い相手だと思います。
試合展開
ロペスがダウンを奪われる
前に出るのはロペスです。しかし、マルティンの左カウンターを用心してか、まだ様子見といったところです。マルティネスは早くも鼻に出血が見られます。
ところが2ラウンド、前に出たロペスが、マルティンの引っかけるような右フックで、ダウンしました。スリップと思いましたが、レフリーはダウンを取りました。ちょっとロペスには不運なダウンですね。もちろんダメージはほとんどありません。
追うロペス、下がるマルティン
ロペスは前に出ますが、マルティンの右ジャブが結構邪魔になります。ロペスはボディを狙いますが、それでもやり難そうですね。積極的に攻勢をかけますが、やはり攻めあぐねています。マルティンはサウスポーですが、右のジャブがロペスの攻撃をうまくかわしています。
攻めあぐねるロペス
積極的に前に出てパンチを放つのはロペスですが、マルティンはカウンターをうまくヒットしています。「わしボク」の最も嫌いなタイプですね。政治家でいえば、岸田総理ですか。マルティンは自分から先に攻撃をすることはほとんどありません。ロペスの攻撃にのらりくらりとかわしています。政治家の答弁みたいなやつですね。
危うい2度目のスリップダウン
7ラウンドにまた同じようなダウンを喫したロペスですが、これはスリップの判定。このレフリー、一貫性がないですね(官僚みたい)。とにかく攻めるロペスですが、マルティンは結構余裕を見せて、かわしています。しかし、マルティンはディフェンスが巧みなだけで、ほんとにつまらないボクサーですね。それでもロペスは、積極的に前に出てパンチを放ちます。
最後まで同じ展開
ロペスが前に出て、パンチを放ちますが、マルティンはステップバックでこれをかわし、カウンターを放ちます。ロペスは最後まで前に出て攻勢をかけますが、マルティンはほんとに曲者ですね。現時点で嫌いなボクサー、NO.1です。
まあ冷静に、好き嫌いを別にすると、マルティンの勝ちかな~
判定は2-1(94-96、96-93、97-92)でロペスの勝利です。「わしボク」はこれでいいと思います。マルティンなんかが勝っても、何も将来性はありませんからね。
ロペスもサウスポー対策をもっと研究する必要があります。