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(出典:WOWOW)
ジョー・ジョイス(イギリス)VSジョセフ・パーカー(ニュージーランド)
WBO世界ヘビー級暫定王座決定戦(2022年9月24日)
両選手のプロフィール
ジョー・ジョイス(イギリス)WBO1位
14戦全勝13KO、37歳 オーソドックス
身長 198cm リーチ 203cm
リオ五輪・ヘビー級銀メダリストです。2020年11月、ダニエル・デュボアとの無敗対決に10RTKO勝ちして、WBCインターナショナルシルバー&WBOインターナショナルタイトルを獲得しました。カルロス・タカムにTKO勝ちしてタイトルを防衛し、2022年7月、クリスチャン・ハマーに4RTKO勝ちして、2度目の防衛に成功しました。
ジョセフ・パーカー(ニュージーランド)WBO2位
32戦30勝21KO2敗、30歳
身長 193cm リーチ 193cm
2016年12月、アンディ・ルイスとWBO世界ヘビー級王座決定戦を行い、判定勝ちでニュージーランド初のヘビー級世界王者となりました。2度防衛に成功し、2018年3月にWBA・IBF王者のアンソニー・ジョシュアと王座統一戦を行い、判定負けで王座陥落。2018年7月にディリアン・ホワイトに2敗目を喫しましたが、その後は6連勝で、世界戦線に再浮上してきました。
試合展開
ジョイスが左ジャブで前に出る
ジョイスが前に出ます。そして左ジャブ。このジャブに過去の対戦相手はみんなやられているんですよね。その左ジャブを警戒していると、右が飛んできます。それほどスピード感はありませんが、威力があって長いので、着実に相手を弱らせていきます。
3ラウンド中盤、ジョイスが左右のパンチでパーカーを追いつめます。パーカーも応戦しますが、やはりジョイスのパワーが勝っています。パーカーも時折クリーンヒットを返します。
パーカーが下がりながら応戦
パーカーも押されながら、コンパクトなパンチを返します。しかし、ジョイスの前進を止めることが出来ません。ジョイスも結構パンチをもらっていますね。
ジョイスはジャブを打ちながら、時折放つ左右のボディブローも効果的です。パーカーは下がりながらも、ためを作って大きなパンチを返します。
後半もパーカーは押されっぱなし
6ラウンド開始早々、ジョイスがプレッシャーを強めて、パンチを打ち込みます。スピード感はないものの、パワーがありますね。ジョイスがガンガンパンチを打ち込み、パーカーも応戦しますが、少しずつダメージがたまっている感じです。しかし、ジョイスも8ラウンド終盤は少し疲れが見えました。
9ラウンドあたりからジョイスにも疲れが
パーカーがクリーンヒットを放つと、必ずジョイスはその倍のパンチを打ち返してきます。しかし、ジョイスもさすがに動きが悪くなってきましたね。それでもラウンド序盤は、ジャブを突いて前に出ます。パーカーも必死に応戦しますが、流れを変えることはできません。
11ラウンド、ジョイスの手数が増えます。倒しに来たか。かなりペースアップしてパンチを打ち込んでいます。9~10ラウンド休んでいたのでしょうね。そして、開始1分、ジョイスの左フックで、ついにパーカーがダウン!これは効いた。
必死に立とうとしますが、カウントアウト。ジョイスが11ラウンドKO勝ちで、タイトルを獲得しました。