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アブネル・マレス(メキシコ)VSアンドレス・グティエレス(メキシコ)
WBA世界フェザー級タイトルマッチ(2017年10月14日)
(出典:WOWOW)
マレスは33戦30勝15KO2敗1分け、31歳。
私は、マレスのベストファイトは、2013年のジョニー・ゴンザレス戦だと思います。ダニエル・ポンセレオンを珍しくTKOで破り、獲得したWBC世界フェザー級タイトルの初防衛戦で、アッと驚く1R負け。
ジョニゴンのパンチ力を改めて見直しましたが、とにかく手堅いマレスがKO負けして、ホントにスカッとしました。
もちろん、マレスは嫌いです。ホントにつまらないボクシングをします。
グティエレスは37戦35勝25KO1敗1分、24歳。WBA12位。
唯一の1敗は、これも大嫌いなクリスチャン・ミハレスに喫したものです。
グティエレスはこういう堅実なボクサーに弱いのかな。だとしたら、マレスも苦手かもしれません。
パンチの回転数が違いすぎる
前に出るのはグティエレスですが、先に手を出すのはマレスです。それも8連発ぐらい。とにかくパンチの速いですね。
コンビネーションであらゆる角度からパンチをヒットします。
グティエレスは全くスピードについていけません。
特にマレスのややオーバーハンド気味の右フックは、見えてないようですね。
これだけパンチがクリーンヒットしても、グティエレスには全くダメージ感じられません。ホントにマレスはパンチ力がないですね。まるで寸止めでもしているかのようです。
グティエレスは中盤からプレスを強めるが
パンチ力があるのはグティエレスですね。6ラウンドに右アッパーをヒットすると、マレスの動きが止まり、ようやくグティエレスのパンチがヒットし出しました。
しかし、カットした左目の出血がひどくなり、左耳も出血しています。
さすがのマレスも後半から少しずつ手数が減ってきましたが、グティエレスのパンチは相変わらずヒットしません。
10ラウンドはずっと前に出ていたグティエレスが、下がるようになります。
完全に手が止まり、動きが悪くなってきました。
そして、残り15秒あたりでレフリーがドクターチェックのためストップします。
もう見た目にも続行不可能という感じでしたが、やはりすぐにドクターストップとなりました。
最初はTKOだと想っていましたが、レフリーの裁定は負傷判定。最初の傷はパンチによるものだが、その後の傷の悪化はバッティングによるものと判断したようです。
私にはパンチによるダメージに見えましたが。
判定は文句なしに3-0(100-90、99-91、99-91)でマレスの勝ちです。
次はスーパー王者のレオ・サンタ・クルスとの統一戦となるようですが、また僅差の判定決着になるのは、間違いないでしょう。
そうです、私はサンタ・クルスも嫌いです。ついでにカール・フランプトンも。
フェザー級での注目株は、マーク・マグサヨ(フィリピン)ですね。
11月25日にフィリピンで林翔太(畑中)と対戦が決まっています。
マグサヨがあっさりKOするでしょうね。