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(出典:WOWOW)
ジョエト・ゴンザレス(アメリカ)VSエンリケ・ビバス(メキシコ)
フェザー級10回戦(2023年4月1日)
両選手のプロフィール
ジョエト・ゴンザレス(アメリカ)WBC世界フェザー級4位
28戦25勝15KO3敗、29歳 オーソドックス
身長 168センチ リーチ 178センチ
2019年10月にシャクール・スティーブンソンとWBO世界フェザー級王座決定戦を行い、大差の判定負けで王座獲得に失敗しました。2021年10月にWBO王者のエマヌエル・ナバレッテに挑戦し、善戦及ばず判定負け。2022年7月にはアイザック・ドグボエに1-2の判定で敗れています。
エンリケ・ビバス(メキシコ)
24戦22勝11KO2敗、28歳 オーソドックス
身長 170センチ リーチ 169センチ
デビューから17連勝をマークしました。今回が再起第2戦です。
試合展開
徐々にゴンザレスが的確なパンチをヒット
ビバスが前に出て、ゴンザレスは長い左ジャブをついて、距離を取ります。しかし、ビバスは手数が多く、どんどん前に出てきます。
しかし、2ラウンドは、接近戦でゴンザレスがうまく腕をたたんで、ボディへアッパーを返します。左右のフックもビバスの顔面をとらえていますね。
3ラウンドに入っても、ビバスの手数は減りません。しかもパンチが重そうです。ただパンチの的確性ではゴンザレスが勝っていますね。ゴンザレスの左フックを結構思い切り打ち込んでいます。
ビバスはタフですね
中盤も同じような展開が続きますが、4ラウンドにゴンザレスの右カウンターは、ビバスのマウスピースを飛ばしましたが、ビバスはケロッとしています。5ラウンドはビバスの圧力が少し弱まってきましたが、それでも手数は減りません。しかし、ゴンザレスは的確にパンチを返し、徐々に自分のペースで試合を展開するようになってきました。
後半もビバスの攻撃は衰えない
相当ゴンザレスのパンチを被弾しているはずなんですが、ビバスはそれでも前に出てパンチを放ちます。解説の西岡さんが「ゴンザレス、右を痛めたかもしれません」とコメント。
8ラウンドは、ビバスが勝負に出た感じです。しかし、ゴンザレスは左右のパンチを的確にヒットし、ペースを譲りません。このラウンドの後半は、ゴンザレスのパンチが面白いようにヒットしています。滅多打ちですね~やはり西岡さんの言うように、右は軽く打っている感じです。
ビバスは最後ま諦めないですね~さすがに終盤はゴンザレスに疲れが見えてきました。まさに消耗戦です。それでも9ラウンド終盤は、ダウン寸前まで追い詰めました。
ほんとにお疲れさまと言いたいですね。最後まで打ち合って10ラウンド終了のゴングを聞きました。
判定は3-0(99-91,98-92,98-92)で予想通り、ゴンザレスの大差判定勝ちです。
ゴンザレスはなかなか当て感がよく、左右フック、アッパーの角度もメキシカン特有の打ち方で「わしボク」の好みですね、倒れてもおかしくないシーンが何度かありましたが、ここが課題でしょう。もう少しパンチ力とパワーがあれば、世界戦のチャンスがあると思います。