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IBF世界ウェルター級タイトルマッチ(2024年11月10日)
ジャロン・エニス(アメリカ)VSカレン・チュカジャン(ウクライナ)
両選手のプロフィール
ジャロン・エニス(アメリカ)IBF世界ウェルター級王者
33戦32勝29KO1NC,27歳 スイッチヒッター
身長178センチ リーチ 188センチ
無効試合を挟んで、18連続KO中のハードパンチャーです。2021年にはセルゲイ・リビネッツと世界ランカー対決で6RKO勝ちしています。2022年5月には、世界ランカーのカスティオ・クレイトンに何もさせず2RKO勝ちの圧勝。2023年1月の暫定王座決定戦では、カレン・チュカジャンを最後まで捕まえきれずに大差の判定でタイトルを獲得。2023年7月、強豪のロイマン・ビジャにKO勝ちして、初防衛に成功しました。2024年7月には、ダビド・アバネシャンにTKO勝ちして2度目の防衛に成功しました。
カレン・チュカジャン(ウクライナ)IBF1位
26戦24勝13KO2敗、28歳 スイッチヒッター
身長 177センチ リーチ 173センチ
3戦目に初黒星を喫していますが、その後は19連勝中です。2022年1月にIBFインターコンチネンタルタイトルを獲得し、2022年7月に初防衛に成功しました。2023年1月にエニスとIBF暫定王座決定戦を行い、大差の判定で2敗目を喫しました。再起戦でKO勝ちして、3連勝(2KO)。再挑戦のチャンスを獲得しました。
展開予想
前回の対戦では、エニスがチュカジャンを最後まで捕まえきれず、大差(120-108)のフルマークで判定勝ちしています。今度こそは倒すだろうと、多くのファンは期待しています。「わしボク」はしぶといチュカジャンをマットに沈めるのは難しいでしょうが、途中でのギブアップは十分考えられと思います。
試合展開
序盤はエニスの速い左ジャブで幕開けしましたが、変則スタイルのチュカジャンをとらえることが出来ず、見栄えのするエニスですが、チュカジャンの巧みなボディワークに阻まれ、手数の割にはクリーンヒットは少ないですね。
5ラウンド、連打でチュカジャンからダウンを奪い、ようやくペースを握ったかに思えました。
しかし、その後もチュカジャンのボディワークと変則パンチ、クリンチワークに悩まされ、フラストレーションのたまる試合を強いられます。試合巧者のチュカジャンのペースに巻き込まれ、さすがにレフリーも10ラウンドにクリンチでチュカジャンから減点を取りましたが、最後までごちゃごちゃした試合は変わらず、12ラウンドを消化しました。
判定は3-0(119-107、117-109,116ー110)でエニスの判定勝ちです。
もうこの二人の試合は見たくないですね。次は佐々木尽なんかいかがですか。すっきりKO勝ちできると思いますよ。