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夢のカードが実現
(出典:WOWOW)
「わしボク」再開にふさわしい、ビッグファイトですね。WOWOWで生中継されます。
まずは両選手のプロフィールから
ワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)
WBAスーパー・WBO世界ライト級チャンピオン
15戦14勝10KO1敗(32歳)
テオフィモ・ロペス(アメリカ)
IBF世界ライト級チャンピオン
15戦15勝12KO(23歳)
展開予想
ロマチェンコは、ルーク・キャンベル戦でフィジカル面の不安を感じさせましたね。やはりS・フェザー級がベスト体重だと思います。一方のロペスは、中谷正義戦で評価を落としましたが、タイトルを獲得したリチャード・コミ―戦で一発の破壊力を見せつけました。
ロマチェンコが序盤に不用意な被弾をしなければ、後半からペースを握って、判定で3団体統一王座を獲得するような気がします。ただ、ロマチェンコは1年以上ブランクがありますので、万全の仕上がりでリングに上がれるかも、不安要素ですね。いずれにしても展開の読みにくいカードですが、そこがこのビッグファイトの最大の魅力だと思います。序盤から目を離せませんよ!
試合経過)
2020年10月17日(日本時間 18日) IN ラスベガス
アンダーカードが2試合ありますね。S・ミドル級の8回戦とWBOインタナショナルS・ライト級王座決定戦。メインが始まるのはおそらく午後1時頃でしょうか。
第一試合は、エドガー・ベルランガ(アメリカ)なんと、15連続1ラウンドKOで、アッサリ試合を終わらせました。すごい破壊力ですね。
セミファイナルは、一進一退の攻防の末、パンチの的確性で優ったアーノルド・バルボサが判定でタイトルを獲得しました。
1R)
ロマチェンコはいつものようにリラックスした表情ですが、ロペスはやや硬い感じがします。
先に手を出したのはロペスです。ロマチェンコは、様子見といった感じですね。ロペスがプレッシャーをかけて前に出ます。ロマチェンコはほとんど手を出しません。
2R)
ロマチェンコは慎重ですね。しかし、ロペスのパンチはほとんどガードされています。相変わらず前に出て手を出すのはロペスです。2分過ぎ、ロマチェンコの右ダブルがヒットしました。ロマチェンコは左のカウンターを狙っていますね。
3R)
ロペスが前に出ます。ロマチェンコはまだギアを上げませんね。手数ではロペスが上回っています。
4R)
この回も前に出るのはロペスです。ロマチェンコはまだ慎重に様子を見ています。中盤辺りから、ようやくロマチェンコに少しずつエンジンをかけてきた感じですが、相変わらず手数は少ないですね。
5R)
ロペスが先に仕掛けます。ロマチェンコはまだほとんど手を出しませんね。しかし、ロペスもロマチェンコの動きが速いため、パンチが届いていません。
6R)
ロペスが追いかけますが、なかなか詰め切れません。少しずつロマチェンコが前に出てきましたね。しかし、ロマチェンコは相当ロペスのパンチを警戒していますね~
とにかく手数の少ない試合です。
7R)
1ラウンドから、ほぼ同じ展開が続いてます。2分過ぎからロマチェンコが少しギアを上げてきましたが、ロペスのボディブローも効果的にヒットしています。
8R)
ジャッジ泣かせのラウンドが続いていますね。しかし、ロマチェンコがようやくギアを上げてきました。ロペスは右のアッパーのカウンターを狙っています。ロマチェンコはそれを警戒しながら、パンチを打ち込んでいきます。
9R)
ロマチェンコが少しずつ前に出てきました。しかしロペスのパンチはまだ怖いですよ。右のカウンターがヒットすれば倒れますよ。パンチの威力ではロペスが上ですね。ただ、この回は、ロマチェンコの方が手数が上だったように思います。
10R)
ロペスの右はまだかなり威力がありますよ。ロマチェンコも容易に中に入れません。しかし、的確にロマチェンコの軽いパンチがロペスをとらえています。ロマチェンコはロペスの右は完全に読んでいる感じですね。ただ、ロペスのボディブローは嫌がっているようです。
11R)
ロマチェンコが積極的に前に出ます。テンポアップしてきましたよ。そして、パンチも少し強めに打ってきましたね。ロパスの手数が減ってきました。ようやくロマチェンコらしいボクシングになってきました。
12R)
解説のジョーさんも西岡さんも、ロマチェンコにかなりポイントを与えていますが、「わしボク」は前半に、もっとロペスにポイントが流れているような気がします。
ロマチェンコが前に出ます。かなり手数が増えていますが、被弾も多くなりました。しかし、お構いなしに打って出ます。ロマチェンコにしては、少し雑なボクシングですね。
判定は、3-0(116-112、119-109、117-111)でロペスが4団体統一チャンピオンとなりました。