目次
IBF世界ウェルター級挑戦者決定戦(2025年9月18日)
リアム・パロ(オーストラリア)VSデビッド・パポ(フランス)
両選手のプロフィール
リアム・パロ(オーストラリア)IBF7位
27戦26勝16KO1敗、29歳 サウスポー
身長 174cm
2024年6月にサブリエル・マティアスに判定勝ちして、IBFスーパーライト級タイトルを獲得しましたが、12月にリチャード・ヒッチンズに判定負けして王座陥落。
デビッド・パポ(フランス)IBF8位
31戦30勝5KO1分け、34歳 サウスポー
2021年6月、マイナー団体のIBAスーパーウエルター級タイトルを獲得し、2度防衛しました。その後WBOグローバル王座やIBFインターナショナル王座などを獲得しています。
試合展開
「わしボク」がこの試合で一番注目したのは、日本の中村勝彦レフリーです。オーストラリアの試合では結構、日本のレフリーが呼ばれることが多いですね。そして、リングアナウンサーが「ナカムラさん」と紹介するのもいつものことです。
やはりパポの方が大きい
やはり階級を上げたパロよりS・ウエルター級から下げてきたパポの方が大きいですね。それにしても「パロとパポ」名前がややこしいです。
中村さんは、選手から結構距離を取っていますね。海外のレフリーは近い距離にいるケースが多いような気がします。恐らく、動きが速く声がよく通るからでしょう。
手数はパロ、単発ながらクリーンヒットはパポ
序盤はパロがやや手数が多いような気がしますが、4ラウンドはパポのパンチが結構ヒットしました。6ラウンドにパロの左目がかなり腫れてきました。
中盤はパポ
なんとなく退屈なラウンドが続きますね。パポは前に出て大振りのパンチを放ちますが、いかんせんパンチ力がないですね。パロは下がりながら手数で対応しています。
終盤はパロ
終盤はパロが手数でペースを握ります。パポは11ラウンドに大振りのパンチで反撃しますが、パロの動きは止まりません。最後までパロが手数でラウンドを支配しました。
判定は3-0(117-111,116-112,116-112)でパロが挑戦権を獲得しました。
しかし、現在IBF王座は空位ですので、1位のルイス・クロッカーと王座決定戦を行うのでしょうね。