さあ、いよいよ世界戦か!レイモンド・ムラタラが2RTKO勝ち VSヘスス・ぺレス(ライト級10回戦)メインのコンセイサンVSフォスターは年会最低試合決定

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目次

ライト級10回戦(2024年11月2日)

レイモンド・ムラタラ(アメリカ)VSヘスス・ぺレス(メキシコ)

両選手のプロフィール

レイモンド・ムラタラ(アメリカ)WBC2位・IBF4位・WBO2位

21戦全勝16KO、27歳 オーソドックス

身長 173センチ  リーチ 183センチ

「トップランク社」の期待のホープ。一発のパンチ力に欠けるところがありますが、完成度は高いですね。初の10回戦もTKO勝利で全勝街道をキープしています。2023年5月にジェレマイア・ナカティラに2RTKOで勝利し、NABF北米・WBOグローバルライト級タイトルを獲得しました。2024年7月にテビン・ファーマーに判定勝ちしてNABF・NABO北米タイトルを獲得しました。

ヘスス・ぺレス(メキシコ)

30戦25勝18KO5敗、27歳

身長 168センチ  リーチ 173センチ

2016年4月のプロデビュー戦から21連勝をマークしました。その後は元世界ランカーやのちの世界王者ブライアン・ノーマン(アメリカ=現WBO世界ウェルター級王者)らに敗れ、5敗を喫していますが、今年2月には元2階級制覇王者のジョセフ・ディアス(アメリカ)に競り勝って存在感を示しました。ちなみに過去の5敗はいずれも判定によるもので、KO負けはありません。

試合展開

注目は、ムラタラがKO負けのないぺレスに、初のKO負けをプレゼントできるかどうかですね。

ムラタラは派手さはないですが、スキルはこのクラスではトップクラスだと思います。スムーズなバックステップで相手の攻撃をかわし、すぐに速いパンチを打ち込みます。ヘススが左にスイッチしたところへムラタラの右ストレートがヒットしました。解説の飯田さんも村田さんも、ムラタラのスピードの違いを指摘していました。

右のカウンター!

2ラウンド開始早々、ヘススは凝りもせずにサウスポーにスイッチ。そこへムラタラの右ストレートがカウンターでヘススの顎にジャストミート!ヘススは仰向けにダウンしました。ダメージはかなり深刻ですね。しかし、タフネスを誇るヘススはあっさりと立ってきました。

そして1分過ぎ、今度はムラタナの右ストレートでヘススが3度目のダウンを喫しました。実にスムーズなパンチです。何とか立ってきましたが、今度はかなり効いていますね。あとはムラタラの連打を浴びて、レフリーが試合をストップしました。

ムラタラが2ラウンドTKO勝ちで連勝を22に伸ばしました。トップコンテンダーのウィリアム・セペダがテビン・ファーマーに大苦戦し、疑惑の判定で何とか無敗をキープしましたが、評価を大きく落としましたね。6ラウンドに腕を痛めたということですが、そこまでの展開でも全くいいところがありませんでした。

次はWBO王者のデニス・ベリンチクへの挑戦を希望しているようですが、「わしボク」はセペダとの挑戦者決定戦が見たいと思っています。ベリンチクだと、つまらない判定試合になることは間違いないですから。

付録

この試合のメインに登場したロブソン・コンセイサンVSオシャキー・フォスター(WBC世界S・フェザー級タイトルマッチ)のリマッチは、今年の最低試合に認定します。こんな塩試合は久しぶりに観ましたね。「わしボク」の採点は、両方負けです。

 

 

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