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WBC世界フライ級王座決定戦(2024年10月13日)
寺地拳四朗(BMB)VSクリストファー・ロサレス(ニカラグア)
両選手のプロフィール
寺地拳四朗(BMB)WBC1位
24戦23勝14KO1敗、32歳 オーソドックス
身長 164センチ リーチ 164センチ
2017年5月 ガニガン・ロペスに判定勝ちして、WBC世界ライトフライ級タイトル獲得。8度防衛し、9度目の防衛戦で、矢吹正道にTKO負けして、王座陥落しましたが、2022年3月にダイレクトリマッチでリベンジを果たし、3RTKO勝利で王座を獲得しました。その後は、京口紘人、アンソニー・オラスクアガ、ベッキー・ブトラーとの激戦を制し、3度の防衛に成功しました。しかし、4度目のカニサレス戦はダウンを奪われる大苦戦の末、辛くも防衛に成功。そして、今年の7月に王座を返上し、フライ級に転向しました。
クリストファー・ロサレス(ニカラグア)WBC2位
43戦37勝22KO6敗、30歳 オーソドックス
身長 168センチ リーチ 180センチ
2018年4月、減量に失敗した比嘉大吾からWBCフライ級タイトルを奪いましたが、初防衛には成功したものの、2018年12月にチャーリー・エドワーズに判定負けで王座陥落。そのエドワーズがタイトルを返上し、S・フライ級に階級を上げたため、2019年12月、空位になったタイトルをマルチンス争い、TKO負けで王座獲得に失敗しました。しかし、この2年間で2試合しかしてませんね。
展開予想
寺地はいきなり階級を上げての世界戦ですから、仕上がり具合が気になりますね。ロサレスは全盛期を過ぎた感があります。寺地が上手く距離を掴んで、前半から積極的に攻めれば、KO勝ちもあり得ると思います。
試合展開
序盤からスピードの違いを見せ、ほぼ一方的な展開で終始しましたが、さすがに階級を上げた寺地のパンチは、決定的なダメージを与えることが出来ず、ラウンドを重ねていきます。
そして、10ラウンド開始のドクターチェックで、ロサレスの傷が深く、レフリーが試合をストップしました。
寺地が10ラウンドTKO勝利で、2階級制覇を達成しました。しかし、寺地のパンチ力は、フライ級では通用しないような気がします。