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WBO世界S・ライト級王座決定戦(2025年11月23日)
アブドラー・メイソン(アメリカ)VSサム・ノークス(アメリカ)
両選手のプロフィール
アブドラー・メイソン(アメリカ)WBO1位
19戦全勝17KO、21歳 サウスポー
身長 175センチ リーチ188センチ
ジョー小泉さんが「シャクール・スティーブンソンを最初に見た時より衝撃を受けた」というアブドゥラー・メイソン。現在9連続KO勝利中と、快進撃を続けています。トップランク社期待のスーパースター候補です。直近の試合では、2025年6月に5RTKO勝ちでNABF・NABO北米ライト級タイトルの防衛に成功しています。
サム・ノークス(アメリカ)WBO2位
17戦全勝15KO、28歳 オーソドックス
2019年9月にプロデビューし、13戦全勝13KOの快進撃を続けていましたが、14戦目の2024年4月のEBU欧州ライト級王座決定戦で判定勝ちし、連続KOはストップしました。名のある選手との対戦はなく実力は未知数ですね。
試合展開
ノークスは戦績ほどパンチ力も実力もないと思います。恐らくメイソンの一方的な展開になり、中盤以降にKOシーンが見られるでしょうね。
前半は互角の展開
ノークスはがっちりした体つきでフィジカルも強そうです。これを倒すのは厄介ですね。序盤はメイソンがやや押され気味に展開でしたが、3ラウンドにメイソンの左アッパーがヒットし、しかもノークスは、左目をカットしました。このカットはメイソンのヘッドバッドによるものです。
4ラウンドもメイソンのボディショットが効果的にヒットしますが、ノークスもフィジカルの強さで、前に出ます。6ラウンドあたりからノークスのスピードが落ちた感じがします。前半は互角の展開ですね。
後半もノークスのパワーは衰えません
ノークスはメイソンのパンチをかなり被弾しているはずですが、ほとんど効いていないような感じです。それでも8ラウンドのボディは少し効いた感じですね。後半になってもノークスのパワーは衰えません。パンチにもまだ威力があります。しかし、10ラウンドのメイソンの左リストレートでノークスの膝が揺れました。チャンピオンシップラウンド(11~12ラウンド)は1-1ですね。
判定は3-0(117-111,115-113,115-113)でメイソンがタイトルを獲得しました。いや~予想以上にノークスは頑丈でしたね。フィジカルの強さは想像以上でした。

