中谷潤人、世界前哨戦で元世界王者に圧勝 VSミラン・メリンド

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目次

中谷潤人(M.T)VSミラン・メリンド(フィリピン)

(出典:日テレG+)

114ポンド契約10回戦(2019年10月5日)

中谷は、19戦全勝14KO、21歳。WBA2位、WBC3位、WBO3位。

日本フライ級タイトルを返上して、いよいよ世界向けて始動しました。

メリンドは、41戦37勝13KO4敗、31歳。WBCライトフライ級9位。

メリンドは、日本のファンにとってはおなじみの選手です。2017年5月に八重樫東を1Rでノックアウトして、あっと言わせましたね。その後、田口良一、拳四朗には敗れています。

試合経過)

メリンドは、ライトフライ級の選手ですし、拳四朗に負けてから、1年のブランクがあります。世界を狙う中谷としては、圧倒的な強さを見せつけて、世界へアピールしたいところです。

1R)中谷が右ジャブで早くも距離をつかむ

身長で14cm高い中谷が、長い右ジャブを突いて、プレッシャーをかけます。メリンドは下がりながら飛び込んでパンチを放ちますが、中谷は軽くステップバックしてかわします。少しずつ中谷の右がヒットするようになり、最後は左ストレートがメリンドの顔面にヒットいたところでゴング。

2R)メリンドは何もできない

中谷が右ジャブを突いて、メリンドを追いつめます。今日はパンチにスピードがあり、体調は万全のようです。中谷は右ジャブから左をボディーに放ちます。

2分過ぎ、中谷の左ストレートがきれいにヒットしました。中谷はもうメリンドのパンチを見切った感じがします。メリンドに何もさせずに2ラウンドのゴングが鳴りました。

3R)早くも一方的な展開に

中谷が右ジャブを突いて、メリンドを追い詰めます。メリンドに全くつけ入るすきを与えません。中谷は、長いリーチを生かして、ロングのワンツーを畳みかけます。2分過ぎ、コーナーに詰まったメリンドに、中谷の左ストレートがダブルでヒットします。左のボディストレートも効果的ですね。

4R)いつでも倒せる余裕の中谷

全く同じ展開が続きます。メリンドは成すすべなし状態です。そして、1分過ぎ、中谷がボディブローからメリンドをコーナーに追いつめ、連打を叩き込みます。

解説の浜田剛史さんが「いまだにメリンドは何にもできてない」。まさにその通りで、中谷はメリンドに反撃の隙を全く与えません。もう、中谷はいつでも倒せる状態ですね。余裕を持ってメリンドを追いつめます。しかし、決して無理をしません。まるで世界戦を見据えたウォーミングアップのようです。

5R)いつ止められてもおかしくない展開

中谷が少しプレッシャーを強めました。左ボディストレートが面白いようにヒットします。中谷は軽いパンチで連打を浴びせます。メリンドは下がるばかりで、防戦一方。もう反撃の力も残っていない感じです。八重樫をマットに沈めた同じメリンドの面影はどこにもありません。

中谷は自分のパンチだけ当たり、メリンドのパンチが届かない距離をキープしています。見事な安定感です。このランドまで、メリンドのパンチは一発も中谷にヒットしてないかもしれません。

6R)連打をまとめてレフリーがストップ

中谷がプッシャーをかけ、コーナーに追いつめ連打を浴びせます。まるで格下と、スパーリングでもしているよな感じです。

1分すぎたころ、中谷の左ストレートが狙い撃ちのように再三メリンドの顎をとらえます。

ちょうど2分ごろ。リング中央で、中谷の右フックから左アッパーでメリンドの顎をとらえ、大きく後ろに体勢を崩したところで、レフリーが試合をストップしました。

今日の中谷のボクシングは、完璧でしたね。文句のつけようがありません。過去最高の出来だったと思います。

世界4団体すべてのランキングに名を連ねている中谷。さて誰をターゲットにするのでしょうね。

WBC チャーリー・エドワーズ(イギリス)16戦15勝6KO1敗

WBA アルテム・ダラキアン(ウクライナ)19戦全勝14KO

IBF モルティ・ムラザネ(南アフリカ)40戦38勝25KO2敗

WBO 田中恒成(畑中)13戦全勝7KO

エドワーズやムラザネなら間違いなく勝てると思います。ダラキアンはやり難い相手だと聞いています。まあ、一番面白いのは、文句なく田中恒成でしょうね。

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