目次
- 軽量級から順番に見てきましょう
- ①拳四朗(BMB)VS京口紘人(ワタナベ):ライトフライ級
- ②田中恒成(畑中)VS中谷潤人(M.T):フライ級
- ③井岡一翔(Reason大貫)VSローマン・ゴンザレス(ニカラグア):S・フライ級
- ④井上尚弥(大橋)VSルイス・ネリ(メキシコ):バンタム級
- ⑤ワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)VSジャーボンテイ・デービス(アメリカ):ライト級
- ⑥テレンス・クロフォード(アメリカ)VSエロール・スペンス(アメリカ):ウェルター級
- ⑦ジャーメル・チャーロ(アメリカ)VSハイメ・ムンギア(メキシコ):S・ウェルター級
- ⑧ゲンナディ・ゴロフキン(カザフスタン)VSジャーマル・チャーロ(アメリカ):ミドル級
- ⑨アルツール・ベテルビエフ(ロシア)VSドミトリー・ビボル(ロシア):Lヘビー級
- ⑩ディオンテイ・ワイルダー(アメリカ)VSアンソニー・ジョシュア(イギリス):ヘビー級
- (番外)
- 村田諒太(帝拳)VS竹迫司登(ワールドスポーツ):ミドル級
軽量級から順番に見てきましょう
プロモーターの思惑やら、テレビ局やらの「政治的?」な問題は全く無視して、純粋に「今すぐ見たい」カードを選びました。
①拳四朗(BMB)VS京口紘人(ワタナベ):ライトフライ級
拳四朗 16戦全勝9KO WBC王者
京口 13戦全書9KO WBAスーパー王者
ライトフライ級なら、このカードしかないでしょうね。海外にはこれといって魅力的なボクサーは見当たりません。軽量級とは思えない、スリリングな打ち合いが展開されるでしょう。
②田中恒成(畑中)VS中谷潤人(M.T):フライ級
田中 14戦全勝8KO WBO王者
中谷 19戦全勝14KO WBC3位
現在のフライ級では、田中が最強だと思います。まだ、強豪との対戦経験がない中谷にはちょっと早いかもしれませんが、魅力的なカードだと思います。中谷は、10月5日のミラン・メリンド戦で圧倒的な勝ち方が期待されます。
③井岡一翔(Reason大貫)VSローマン・ゴンザレス(ニカラグア):S・フライ級
井岡 26戦24勝14KO2敗 WBO王者
ゴンザレス 49戦47勝39KO2敗 WBC2位
シーサケット・ソールンビサイやフランシスコ・エストラーダとの対戦より、ゴンザレスの方が間違いなくスリリングな展開が期待出来ます。ゴンザレスがどこまで、仕上げてくるかがキーポイントになるでしょう。
④井上尚弥(大橋)VSルイス・ネリ(メキシコ):バンタム級
井上 18戦全勝16KO WBA・IBF王者
ネリ 30戦全勝24KO WBC1位
悪童ネリは日本のリングに上がることが出来ませんので、実現の可能性はかなり低いとは思いますが、井上がネリをボコボコにするところをぜひ見たいですね。そして、大好きな翌日の朝の「カップヌードル」を、じっくり味わってほしいと思っています。
⑤ワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)VSジャーボンテイ・デービス(アメリカ):ライト級
ロマチェンコ 15戦14勝10KO1敗 WBC・WBA・WBO王者
デービス 22戦全勝21KO WBA1位
8月のWBAランキングで、デービスがWBAのS・フェザー級タイトルを返上し、WBAライト級1位になりました。ロマチェンコは、先日のルーク・キャンベル戦でボディブローのカウンターをもらい、一瞬ピンチに陥りました。これがデービスのパンチなら…。テオフィモ・ロペス戦も魅力的ですね。
⑥テレンス・クロフォード(アメリカ)VSエロール・スペンス(アメリカ):ウェルター級
クロフォード 35戦全勝26KO WBO王者
スペンス 25戦全勝21KO IBF王者
ほとんどのボクシングファンが待ち望んでいる対戦カードでしょうね。しかし、この試合はそれほどスリリングな展開にならないような気がします。スペンスはマイキー・ガルシア戦のようにパワーとスキルで、危険を回避するでしょう。さて、クロフォードはどうするのでしょう。楽しみですね。
⑦ジャーメル・チャーロ(アメリカ)VSハイメ・ムンギア(メキシコ):S・ウェルター級
チャーロ弟 33戦32勝16KO1敗 WBC1位
ムンギア 33戦全勝26KO WBO王者
トニー・ハリソンにまさかの初黒星を喫しましたが、「わしボク」としては、チャーロ弟がこのクラスではナンバーワンだと思っています。方や、ムンギアも最近は雑なボクシングで、王座を獲得した頃比べるとやや評価を落としていますが、実力的にはチャーロとそん色ないと思っています。KO決着を期待したいですね。
⑧ゲンナディ・ゴロフキン(カザフスタン)VSジャーマル・チャーロ(アメリカ):ミドル級
ゴロフキン 41戦39勝34KO1敗1分け WBC・WBA・WBO1位
チャーロ兄 29戦全勝21KO WBC王者
ゴロフキンはやや賞味期限が切れかかっているような気がしますが、それでもこのクラスではまだまだトップクラスですし、魅力的なボクサーです。チャーロ兄も最近の試合はやや雑な攻撃が目立ち、評価を落としていますが、パワーならこのクラスではトップだと思います。真っ向勝負でぶつかり合ったら、面白い試合になりそうですね。
⑨アルツール・ベテルビエフ(ロシア)VSドミトリー・ビボル(ロシア):Lヘビー級
ベテルビエフ 14戦全勝14KO IBF王者
ビボル 16戦全勝11KO WBA王者
オレクサンダー・クボジーク戦よりもドミトリー・ビボルの方が、スリリングな展開が期待されると思います。理想は、Lヘビー級四天王のトーナメントのですね。これは、全階級を通じて、最高のトーナメントになると思います。
WBC オレクサンダー・クボジーク(ウクライナ)17戦全勝14KO
WBA ドミトリー・ビボル(ロシア)16戦全勝11KO
IBF アルツール・ベテルビエフ(ロシア)14戦全勝14KO
WBO セルゲイ・コバレフ(ロシア)38戦34勝29KO3敗1分け
⑩ディオンテイ・ワイルダー(アメリカ)VSアンソニー・ジョシュア(イギリス):ヘビー級
ワイルダー 42戦41勝40KO1分け WBC王者
ジョシュア 23戦22勝21KO1敗 WBC・WBA3位
ジョシュアは意外なもろさを露呈しましたが、それでもパワー、破壊力はヘビー級ではトップクラスだと思います。ワイルダーとならワクワクするようなスリリングな展開になると思います。
(番外)
村田諒太(帝拳)VS竹迫司登(ワールドスポーツ):ミドル級
村田 17戦15勝12KO2敗 WBA王者
竹迫 12戦11勝11KO1分け 日本王者
村田なら、海外の強豪との対戦で見たいカードが山ほどあるかもしれませんが、「わしボク」は、まずこの二人の対戦を見てみたいと思っています。世界ランクにも顔を出していない竹迫ですが、パンチ力と根性は一級品だと思います。「あわや」という結末もあり得ますよ。