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ノニト・ドネア(フィリピン)VSステフォン・ヤング(アメリカ)
WBAスーパー・WBO世界バンタム級タイトルマッチ(2019年4月28日)IN アメリカ
ドネアは、44戦39勝25KO5敗、36歳。
ヤングは、 22戦18勝7KO敗3分け、WBA5位。30歳のサウスポー。
まさかのゾラニ・テテの欠場で、リザーブ選手のヤングがドネアと戦うことになりました。
この試合、ドネアの仕上がり具合がすべてだと思います。万全なら、あっさりヤングを倒すでしょうね。
試合経過)
1R)
ドネアの方が大きいですね。ドネアは別人のようにスマートです。ドネアが前に出てプレッシャーをかけます。ヤングは下がりながら、ドネアの打ち終わりを狙っています。ヤングはドネアの左フックを警戒しています。
2R)
ドネアが前出てプレッシャーをかけます。ヤングの動きが速いので、なかんか捕まえられません。ヤングは足を使って、ドネアの攻撃をかわしながら、速い踏み込みで、ワンツーをヒット。
3R)
ドネアが少し強めにプレッシャーをかけます。ヤングは隙をついて、速いパンチを打ちこみます。ドネアは前に詰めながらも、ヤングに先にパンチを打たれています。ヤングのボクシングにリズムが出てきましたね。ドネアの右ストレートがヒット。ヤングが少し体勢を崩しました。
4R)
この回もドネアが前に出てプレッシャーをかけます。右ストレートを多用するようになりました。軽い左もヤングをとらえるようになってきました。ドネアは軽めのパンチで、ヤングを追いつめます。
5R)
ドネアの手数が増えてきました。前の回より少し強めにパンチを放っています。ドネアがコンパクトなパンチでペースをつかみかけていましたが、ヤングも速い踏み込みでパンチを返してきます。終盤、ドネアのパンチがまた大振りになってきた感じです。
6R)
ヤングの動きにまたリズムが戻ってきました。ヤングの手数が増え、ドネアの手数が減ってきました。流れがまたヤングに傾きかけたラウンド終盤、ドネアが左フックでヤングからダウンを奪いました。これは立てない!
ドネアが左フック一発で、試合を決めました。力みのないスムーズなパンチでしたね。ヤングが少し調子に乗って油断したところに、ドネアのコンパクトな左フックが顎を打ち抜きました。
決勝は井上尚弥VSノニト・ドネア?
まさかこんなに鮮やかに倒すとは思いませんでした。まだまだ、ドネアの左フックは健在です。
さあ、次は、井上VSロドリゲス(5/18)の勝者と対戦することになりました。まあ、多くのファンは、井上VSドネアでしょう。ドネアの左は要注意ですね。