ルイス・コンセプションが体重オバーでタイトルはく奪、王座決定戦で大差判定負け VSカリッド・ヤファイ

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ルイス・コンセプション(パナマ)VSカリッド・ヤファイ(イギリス)

WBA世界Sフライ級王座決定戦(2016年12月10日)

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(出典:WOWOW)

コンセプションは、河野公平から奪ったWBAタイトルを、まさかの体重オーバー(1キロ)で失いました。しかし、こいつは何を考えてイギリスまで行ったのでしょうね。タイの観光ボクサーでさえ、計量はしっかりパスしますよ。ホント。

(タイの観光ボクサー:負けるために日本に呼ばれたタイの弱いボクサーで、彼らの主たる目的は観光?と思いたくなるほど、精彩のないボクシングで、早い回にKO負けするのが特徴)

 

したがって、この王座決定戦はヤファイが勝った場合のみ、タイトルを手にすることが出来ます。

 

 

それにしても最近は、前日計量で失敗する例が多くなりましたね。

昔は多少オーバーしても、必死になって体重を落とす努力をしていましたが、この1~2年はもうあっさり諦めてしまうケースが目につきます。

岩佐亮佑の相手のルイス・ロサも、全く体重を落とす努力をしませんでしたからね。当然のごとく世界ランキングからは姿を消しています。

 

コンセプションは39戦35勝24KO4敗。軽量級ですがパンチ力を武器にしています。

ヤファイは20戦全勝14KO、27歳。豊富なアマチュア経験があり、2008年には北京オリンピックに出場しています。WBA10位です。

 

このイギリス人も退屈なボクサー

ヤファイはKO率70%ですが、パンチ力は数字ほどなく、むしろテクニックでポイントを奪い、判定で勝つボクシングをします。

コンセプションはパンチ力はあるのでしょうが、当たらなければ意味がありません。

一体、何発ヤファイにヒットしたでしょうか?

 

前に出てプレッシャーをかけるのはコンセプションですが、パンチは空を切るばかりで、ヤファイの体にさえ当たりません。

ヤファイはガードの甘いコンセプションに、中間距離から左ジャブ、ワンツーをヒットし、コンセプションが自分の射程距離まで近づくと、クリンチでコンセプションのパンチを回避します。

 

隙をみてワンツーを放ち、接近するとクリンチする、という、まことに詰まらないボクシングでポイント奪い、コンセプションはこのクリンチにカリカリすばっかりで、全くボクシングをさせてもらえません。

 

まるでポイント泥棒みたいなボクサー

 

ヤファイは実に試合運びが上手いといえますが、見ている方としてはこれほど退屈なボクサーはいません。

まるでポイント泥棒みたいなボクサーです。

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(ヤファイは再三このワンツーをヒットさせますが、いかんせんパンチ力がありません)

コンセプションが前に出て、ヤファイが下がりながら、隙を見てパンチをヒットさせる、という展開がずっと続き、もう、倍速で見ようかな思ったとき、ヤファイがダウンを奪いました。

10ラウンドです。ヤファイが珍しく連打を見せ、右で押した王将にダウンを奪いました。完全にスリップダウンですね。

コンセプションには全くダメージがありませんでした。

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(右で押し倒すようにダウンを奪いました)

最後の2ラウンドはコンセプションが最後の意地を見せましたが、クリーンヒットの数はヤファイの方が上だったかもしれません。

 

全くいいところなく終わったコンセプションは3-0(120-108、119-108、117-110)で大差の判定負け。

またつまらないイギリス人が、世界タイトルを獲得しました。

早めに退治しましょう!

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