オスカー・デラ・ホーヤの従弟が全勝をキープ ディエゴ・デラ・ホーヤVSルイス・オルランド・デル・バージェ

[pc][/pc] [mobile]
[/mobile]

目次

ディエゴ・デラ・ホーヤ(メキシコ)VSルイス・オルランド・デル・バージェ(プエルトリコ)

WBCユースSバンタム級タイトルマッチ(2016年9月17日)

f:id:stonemeintothegroove:20161101124252j:plainf:id:stonemeintothegroove:20161101124301j:plain

(出典:WOWOW)

ディエゴ・デラ・ホーヤは、オスカー・デラ・ホーヤの従弟です。

15戦全勝9KO、22歳。WBC10位、WBO11位にランクしています。

 

挑戦者のデル・バージェは25戦22勝16KO2敗1NC、29歳。

WBCは26位ですが、IBFでは7位にランクしています。

スーパースターの従弟という超エリートのデラ・ホーヤにとっては、これから上に行けるかどうか、まさに「お手並み拝見」となる相手でしょうね。

ちなみにデル・バージェは2012年にビッグ・ダルチニアンに判定負けしています。

 

ところで、WBCのユースタイトルは23歳以下を対象にしているはずですが、バージェは29歳。まるでWBAみたいにいい加減な運用ですが、まあもともとほとんど価値のないタイトルですから、マッチメイクが難しのでしょう。

 

ガードは高いけどディフェンスは甘い

デラ・ホーヤはガードが高く、左ジャブもシャープでよく出ますが、序盤は少し力みすぎなのか、パンチを打つときに、ガードが甘くなるのが気になります。

避け勘もそれほど良くないと思います。少し硬くなっているのか、力んでいるのかもしれません。

バージェは右ストレートを狙っています。このパンチは初回からタイミングが合っており、デラ・ホーヤは、前半、このパンチを結構被弾していました。

お互いに思い切ってパンチを振るいますが、当て勘はデラ・ホーヤに軍配が上がります。とにかくバージェは左リードが少ないですね。

 

デラ・ホーヤが中盤からペースを握る

中盤あたりから、徐々にデラ・ホーヤの手数が多くなり、力みも取れて攻守のバランスが良くなってきました。

全勝のエリートを喰ってやろうと、初回から気合十分のバージェですが、打ち負けまいと力みすぎて、だんだんパンチが空を切る場面が多くなります。

後半は、バージェのパンチを見切ったデラ・ホーヤが完全にペースを握った感じです。

しかし、この日はとにかく勝つことを優先させたのか、集中打がなく、最後まで安全運転に終始し、見せ場は最終回のラスト10秒だけでした。

 

この従弟、物足らないね

結局3-0の大差判定(100-90、99-91、99-91)でタイトルを防衛しました。

ここ一番に必ず見せ場を作ってきたオスカーとは、雲泥の差がありますね。

世界ランカーを破り、全勝はキープしましたが、物足りませんね~

パンチ力も今一つですし、これ以上の上積みも期待できないような気がします。

 

身長168㎝で体つきに少し余裕が感じられますので、私は階級を下げた方が、体の切れが出るような気がします。

まあ、いずれにしても世界タイトルは無理でしょうね。

下手すると、もう1~2回、WOWOWに登場したら、消えてしまうかもしれません。

タイトルとURLをコピーしました