「日本人の世界戦」予定と頼りない「ワシボク」予想 井岡&和氣&加納&高山&田口&宮崎&河野

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目次

井岡一翔VSキービン・ララ(ニカラグア)

WBA世界フライ級タイトルマッチ(2016年7月20日)

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(出典:TBS)

井岡はもう27歳になるんですね。ミニマム級、ライトフライ級、フライ級と3階級制覇しているですから、当然といえば当然ですけど。

これが3度目の防衛戦となる井岡は、20戦19勝11KO1敗。

 

キービン・ララはWBA7位。まだ21歳と若く、20戦18勝6KO1敗1分け。

しかし、同じ20戦でも中身が全然違うでしょうね。

怖さはなさそうですが、雑なボクシングでKOを狙いいくと痛い目に合いますよ。

まあ、地道にボディブローで弱らせていけば、中盤にKOできると思います。

 

和氣慎吾VSジョナタン・グスマン(ドミニカ共和国)

IBF世界Sバンタム級王座決定戦(2016年7月20日)

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(出典:TBSチャンネル)

 紆余曲折を経て、ついに世界初挑戦までこぎつけた和氣ですが、相手のグスマンはとんでもない戦績を引っ提げていますね。

 22戦22勝22KO。戦績ほど好戦的なボクシングをするわけではなさそうです。意外と隙のないまとまったボクシングという感じがします。IBF2位。

 

和氣は26戦20勝12KO4敗2分け、29歳、IBF1位です。

 

グスマンのパーフェクトレコードは、ある程度作られた感があります。

対戦相手の半分は日本でいう4回戦レベルの選手です。まともな対戦相手はこの4戦ぐらいで、中でも手応えのある相手となると、2位決定戦で対戦したダニエル・ロサス(当時IBF14位)ぐらいでしょうか。

それでも、パンチ力があるのは間違いなさそうです。

早い回でスピードのある和氣の左ストレートが当たればね~ 。長引く方が意外と厄介かもしれません。 

見応えのある試合になるのは間違いないですね。

私はスピード、パンチ力、テクニックともに和氣が上だと思っています。

 

加納陸VS高山勝成

WBO世界ミニマム級タイトルマッチ(2016年8月20日)

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 (出典:テレビ大阪)           (出典:TBS)

 

 井岡弘樹さんの最年少世界王者の記録に挑戦する加納が、大ベテランの高山に挑みます。

しかしそんな記録は、ファンにとっては特に興味はないと思いますよ。はっきり言って私はどうでもいいです。大事なのは試合内容です。

加納は年齢制限(17歳)のある日本ではなく、タイでボクシングデビューをはたしています。以前、テレビのドキュメント番組を見ました。

戦績は通算、12戦10勝5KO1敗1分け、18歳。WBO1位です。

 

高山もある意味異色のボクサーですね。38戦30勝12KO8敗。33歳、WBO2位です。

高山も当時日本ボクシングコミッションが認定していなかったWBOやIBFの世界タイトルに挑戦するため、活躍の拠点をフィリピンに移していましたから、その点では同じような境遇でボクシングをしていた過去があることになりますね。

 

スピード、テクニックでは加納が上、スタミナは33歳の高山に軍配が上がるでしょう。

前半にスピードで勝る加納がポイントを奪い、高山が後半追い上げるでしょうが、加納が何とか逃げ切るでしょう。

 

田口良一VS宮崎亮

 

WBA世界ライトフライ級タイトルマッチ(2016年8月31日)

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(出典:テレビ東京)           (出典:TBSチャンネル)

2階級制覇を狙う田中恒成は田口にラブコールを送っていましたが、残念ながら、宮崎に取られてしまいましたね。

田口はこれまでの3度の防衛戦では、ランキング下位の比較的楽な相手と対戦してきました。

宮崎が強いとは言いませんが、とにかくランキング1位です。田口にとっては正念場となりますね。

27戦24勝11KO2敗1分け、29歳。

 

宮崎は元WBA世界ミニマム級チャンピオン。28戦24勝15KO1敗3分け、27歳。

減量苦からこのタイトルを返上しましたが、ライトフライ級での初戦でも減量失敗し、ファーサン・サックリン・ジュニアにKO負けしています。

その後4連勝していますが、気になるのは相手がすべてタイやインドネシアの観光ボクサーばっかりだということです。

 

パンチやフットワークのスピードは宮崎が上でしょうが、パンチ力は田口の方があると思います。

田口がしつこくボディを攻めて、宮崎の動きを止めることが出来れば、後半のスタミナに勝る田口の判定勝ちが濃厚です。

 

河野公平VSルイス・コンセプシオン(パナマ)

WBA世界Sフライ級タイトルマッチ(2016年8月31日)

 

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 (出典:テレビ東京)            (出典:WOWOW)

河野もこれが4度目の防衛戦になるんですね。

41戦32勝13KO8敗1分け、35歳。

前回は楽な相手でしたが、今回は最強の挑戦者を迎えました。

 

コンセプシオンは、38戦34勝24KO4敗、30歳。WBA同級の暫定チャンピオンです。まあ、ほかの団体でいう指名挑戦者ですね。

昨年4月にWBC世界Sフライ級王者のカルロス・クァドラス(メキシコ)に挑戦して、判定負けしています。

 

www.boxing-blog.com

 

パンチ力はクァドラスより上だと思います。ただ4敗のうち3敗が、いずれもKO負け。こういう選手は結構いますが、軽量級では珍しいですね。

この時のクァドラスはコンセプシオンのパンチを警戒し、まともな打ち合いをさけ、軽いパンチでポイントを奪い逃げ切りました。

 

河野が身長で約10㎝上回ります。河野が自分の距離で戦えば、コンセプシオンはそれほどうまいボクシングをする選手ではありませんので、逃げ切れる気がします。

相手の距離でガチャガチャしたボクシングをしてしまうと、危険ですね。スピードは河野が上ですが、決して器用な選手ではありませんので、相手のペースに巻き込まれて気がついたら負けていた、なんてことも十分考えられます。 

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