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◆私にはただの凡戦
通称メイパク。こんな試合を大金だして見るなんて、アホちゃうかな?
(メイウェザーVSパッキャオ戦についてはこれまでも何度か触れてきました↓)
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パッキャオも予想以上には頑張ったけど、私にはただの凡戦。
前座のロマチェンコの方がはるかに面白かったし、見るべきテクニックもメイウェザーより勝っていました。
でも、私がマッチメーカーなら再戦を企画しますね。もちろん商品価値がまだあると思うからです。しょーもなくてもなんでも、金になるならそれでいいわけですよ。
ボクシングファンにとってはもううんざりで、げっぷが出てしまいそうです。
◆WBO世界フェザー級タイトルマッチ(2015年5月3日):ワシル・ロマチェンコVSガブリエル・ロドリゲス
1ラウンドこそロドリゲスがフィジカルの強さで攻勢をかけてくるので、ロンチェンコも用心深く様子をみていました。
しかし3ラウンドぐらいからロマチェンコにエンジンがかかり、得意の速い足の運びと、スピード豊かなパンチでペースを握りました。
あとは、もうロマチェンコがレッスンを施すように、完全にロドリゲスを翻弄し、一方的な展開になっていきます。
ジョー小泉さんはどうもロマチェンコが嫌いなようで、「これほど一方的になったら、もっと強いパンチでKOを狙うべきですね」とご立腹。
そして7ラウンド、ついにロドリゲスがダウン。このボディブローでもう心が折れたように見えましたね。
10ラウンドのダウンは、どのパンチが効いたというより、ギブアップという感じでした。
私には、このロマチェンコの、余裕綽綽のボクシングスタイルと足の運びが芸術的で、この選手に限ってはKOでなくても許せるのが不思議です。
◆フェザー級10回戦(2015年5月3日):レオ・サンタクルスVSホセ・カエタノ
1~2ラウンドを見る限り、サンタクルスの早い回のKOかと思いました。
おそらくカエタノはこの大舞台(メイウェザーVSパッキャオのセミファイナル)に緊張していたのでしょう。体が固まって、何度もコーナーに詰まって、サンタクルスのパンチをもろに受けていました。
ところが、3回から見違えるようにカエタノの動きがよくなり、サンタクルスは決め手を欠きダウンすら奪えず、手こずるようになります。
ボディブローも効いていながら、結局すばしっこいカエタノに逃げ切られてしまいました。
サンタクルスはSバンタムのチャンピンですが、この日はフェザー級で登場。
減量がきつくなり、上のクラスを狙っているのかもしれませんが、ちょっとパンチのスピード、破壊力に疑問が残ります。
◆世界ウェルター級タイトルマッチ(2015年5月3日):フロイド・メイウェザーVSマニー・パッキャオ
私の戦前の予想は、メイウェザーの一方的な判定勝ちでしたが、意外とパッキャオが善戦しましたね。
前半のスピードは全盛期に匹敵する素早い踏込を見せていましたが、後半からその動きもメイウェザーに見切られ、終わってみたら、ただの凡戦でした。
メイウェザーもこの日は本調子を欠いているのか、右ストレートのスピードがいつもよりなかったように見えました。
公式ジャッジはかなりポイントが開いていたようですが、私には1~2ポイントぐらいの僅差に見えました。
浜田剛史さんはおそらく「パッキャオが勝っていた」と思っていたようです。
とにかくもう再戦はいりませんよ!
真のボクシングファンは、もっと新鮮な組み合わせを見たいのです!
展開が予想できないようなわくわくするマッチメイクを望みます。