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◆少なくとも2年遅い!
ついに実現!メイウェザーVSパッキャオ“世紀の決戦”は5月2日 ― スポニチ Sponichi Annex ボクシング
まず思ったのは、「えっ、今更ですか!もうええで~」
ボクシングファンを無視した、「金もうけ」だけのマッチメイクにがっかりです。
そろそろピークを過ぎて、引退も視野に入れてもおかしくないフロイド・メイウェザーと、完全に峠を過ぎているポンコツ、マニー・パッキャオの対戦が発表されましたが、私が望む「わくわくする対戦カード」の100傑にも入っていません。
「いまさら」という感じで、2年前なら私も好カードと言ったかもしれませんが、もう賞味期限が過ぎて、「腐りかけ」の3流カードと断言します。もちろん、夢のカードなど「とんでも」ありません。あほらし~。
(ちなみにメイウェザーVSパッキャオの試合結果の感想は↓です)
・やっぱりしょーもなかった! メイウェザーVSパッキャオ・・・面白かったのはワシル・ロマチェンコVSガブリエル・ロドリゲス – わしはボクシングマニア
◆250億円!
こいつらの対戦にこんなファイトマネーが払われることに強い憤りを感じます。
試合展開をほぼ12ラウンドすべて想像できます。パッキャオが追っかけ、メイウェザーがそれを軽くかわし、コツコツポイントを稼ぎ、大した盛り上がりもなく、「金返せ!」の12ラウンドを終了し、メイウェザーの判定勝ち。素人でも予想がつく、かみ合わない退屈な試合になることを保証します。絶対です。
私が許せないのは、こんなポンコツ試合に250億のファイトマネーが支払われることです。
日本の世界チャンピオンのファイトマネーが、せいぜい1000万円ぐらいでしょう。それでも、山中や内山の試合いなんて、この二人のポンコツ決戦に比べたらはるかにわくわくする試合を展開してくれますよね。井上はもう語る必要がないでしょう。
もちろん、海外でもやまほど「わくわくする」試合が百花繚乱です。
◆残念な日本のマッチメイク
先日、Sフェザー級の日本タイトルマッチで、内藤VS伊藤の対戦がありました。詳細な内容は試合を見ていませんのでなんとも言えませんが、こういう「わくわくする」カードを日本はもっと積極的に組んでいくべきです。
タイから呼んできた、観光がてらの、わけのわからないボクサーと対戦するから、客が集まらない、テレビ放送されない、ファンが離れていく、ファイトマネーが少ない、の悪循環になるのです。これも断言します。
ボクシングマガジンの3-4月の対戦予定を見ましたが、がっかりで「こんなカードでお客さんは来てくれるのかなー」と心底心配するぐらい、しょーもないカードばかりでした。
もっとガンガン危険なカードを組んで、われわれ本当のボクシングファンを「わくわく」させてほしいものです!
今、せっかく、スター選手が勢ぞろいしているのですから、ガンガンぶつけてください。お願いします。それから、海外からわけのわからないタイのボクサーを呼ぶなら、せめて危険な強いファイターの揃ったフィリピンの強豪と対戦すべきです。
この「似非夢の対決」の唯一の楽しみは、前座に行われるであろう「本当の夢の対決」です。こういうカードは、はるかに前座の方が面白い!
にわかボクシングファンにはわからないでしょうね。にわかサッカーファンと同じです。