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◆長谷川穂積、現役続行?
普通に考えれば、ほとんどの人が「絶対無理!」と口をそろえると思います。
それでも長谷川が現役を続行しようと思うからには、そこに何らかの自信があるはずです。
フェザー級でカムバックするようですが、さてどのチャンピオンを狙っているのでしょうか。私なりにそのあたりを検証してみました。
◆まず、WBCのジョニゴンと再戦?
前にKO負けしていますからね~でもまあチャンスがないわけではありません。ジョニー・ゴンザレスはスピードがなく打たれ弱いですから、長谷川のパンチでも倒すチャンスはありますが、それ以上に返り討ちに合う可能性の方がはるかに高いといえます。
ここで、現在、フェザー級の4団体のチャンピオンを改めて紹介しておきましょう。
WBO、ワシール・ロマチェンコ
IBF、イブゲニー・ブラドビッチ
WBA、ニコラス・ウォータース
WBC、ジョニー・ゴンザレス
◆IBFのブラドビッチが狙い目!
さて、長谷川が少しでも勝てるチャンスがあるとしたら、先ほどのジョニゴンよりはIBFのブラドビッチですね。
ブラドビッチは昨年、引き分けで防衛した試合をWOWOWで見ましたが、危険なパンチはないですね。とにかく手数が多くしつこいという印象だけで、さほど強敵とは思えませんでした。ジェニゴンよりこちらの方が狙い目のチャンピオンです。
あとの二人は全く勝ち目がありませんね。あまりにも強すぎます。やめておいた方がいいでしょう。
◆とりあえず、世界ランキングです
ところで、長谷川は今現在、世界ランキングに入っていません。
ですから、狙うチャンピオンを決めて、その団体の世界ランカーに勝つ必要があります。
しかしそんなマッチメーク、簡単にできるとは思えません。相手にとって何のメリットもありませんからね。まあ、長谷川の「名前」がどこまで通用するかにかかっています。相手が長谷川に勝つことで「箔」がつくと思えばチャンスがあると思いますけど…
◆でも、世界の層は厚いよ
ちなみに、長谷川にKOで勝ってIBF世界Sバンタム級タイトルを防衛した、キコ・マルチネスは次の防衛戦で、イギリスのカール・フランプトンにまったくいいところなく、ダウンを奪われての大差判定負けを喫しています。やっぱり長谷川の世界奪取はかなり厳しいですね。