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◆最低のパッキャオに最低の相手
11月23日にわざわざWOWOWが生放送するパッキャオの試合をズバリ予想します。
「わざわざ」と皮肉な表現をしたのは、もちろん「生放送する価値などない」ということを言いたいからです。
まずパッキャオがいまやただのつまらないボクサーに成り下がっている、というのが最大の要因です。そして、相手はさらにつまらないボクサーだから、もう面白くない試合になるのは間違いありません。録画で十分の、しかも時々早送りしたくなるぐらいのひどい試合になるでしょうね。
◆クリス・アルジェリ
まったくの無名でWBO世界Sライト級チャンピオン、ルスラン・プロポドニコフに挑戦し、まさかの判定勝ちでタイトルをものにしました。
プロポドニコフはKO狙いでラフで強引なボクシングを展開し、その雑なパンチの間隙をぬってショートパンチをこつこつあてて、「安い」ポイントをひろい、全体の印象とは逆に小差で判定をものにしました。実につまらないボクシングでしたね。
そしてまれにみる魅力のないチャンピオンが誕生しました。しかもパッキャオとの対戦候補というおまけまでついて。
◆楽な試合
パッキャオにとっては楽な試合です。アルジェリにはパンチ力はないですし、強引な攻撃をしてこない、プレッシャーもかけてこないでしょう。
パッキャオが攻めたいときに攻め、休みたいときはサークリングしてればいいわけです。
ただし、パッキャオのパンチは当たらないでしょうね。もう全盛期の踏込もスピードもないし、仮に当たったとしても、ダメージを与えることはできません。もうそんなパンチ力は残ってないですし、アルジェリは柔らかい体でパンチを殺しますから。
◆ズバリ、アルジェリの判定勝ち
たしかにパッキャオは楽な試合ができて、簡単に大金を手にすることができますが、残念ながら勝利はむりですね。
決してダメージを与えることのないアルジェリの非力なパンチが、パッキャオに「触り」そして「安い」ポイントをコツコツと稼いで、気が付いたら、パッキャオの判定負け。
パッキャオにしたら、「負けた気がしない」負けでしょうね。
◆生放送で見ます
こんなにぼろ糞に書いても、実は生放送で見るつもりです。唯一の楽しみは、前座に面白い試合があったらいいな~ということです。