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◆誰が世界を狙えるか?
スーパーバンタム級といえば、あの西岡利晃、長谷川穂積がいましたね。
でも、残念ながら、この階級にはもう目新しい選手はいません。
フェザー級は細野悟が一番強いと思いますが、どうも世界に届きません。
「パンチ力がいくらあっても、当たらないと意味がない」
まさに細野にぴったりの言葉だと思います。
下田昭文もアメリカでKO負けして世界タイトルを失ってからは、ぱっとしませんでしたが、先日マカオで致命的なKO負けを喫し、もう終わったと言っていいでしょう。
さて注目のスーパーフェザー級。ここにはホープが目白押しらしいですが、残念ながら私はまだ日本チャンピオンの内藤を始め、仲村、江藤、伊藤の4人の試合を見たことがありません。
でも、金子大樹が一番強いと思いますよ。
以前に別のブログでも書きましたが、WBC世界チャンピオンの三浦隆司よりも強いと思っています。内山チャンピオンには負けましたが、この選手は必ず世界チャンピオンになる器です。
ライト級の日本チャンピオン、加藤善孝。この選手は完成度が高いですね。
決め手に欠くという点では荒川仁人に似ていますが、総合力という点では世界戦を経験している荒川より加藤の方がはるかに上だと思います。
私は荒川が世界1位だったことが信じられません。パンチ力もスピードもありません。ホルヘ・リナレスのスピードに全くついて行けず、一方的に試合をコントロールされていました。
粟生隆寛もこのクラスでは世界は無理ですね。フィジカル面ではフェザー級がいいところ。もっと普段からウェイトコントロールをしっかりして、階級を下げないと世界には通用しません。
◆もっと上のクラスは絶望的!
これより上のクラスには、世界を狙える選手はいませんね。
ウエルター級の亀海喜寛は、この階級ではパワー不足。ライト級あたりがフィジカル面で妥当かと思いますが、いまさら…下げるわけにもいきませんしねぇ。
村田諒太も先日のメキシコチャンピオンとの試合で底が見えた感じがします。
攻め方がワンパターンでジャブも少ない、打ち方が悪いのかスタミナの消費が激しい。これより上のランクの選手には通用しないように思います。
日本のミドル級は、世界とは計り知れないくらい大きな差がありますね。
最後に、ボクシングとは関係ない話ですが、私は「錦織選手が決勝で絶対負ける」と確信していました。関係者は口を揃えて「負ける要素が見当たらない」(沢松奈生子さん)なんて調子の良いことばっかり言っていましたが、本当に無責任ですね。
日本人はここ一番ホントに弱いんです!