16勝目もTKO勝ちのジャレド・アンダーソン「わしボク」は将来性に? VSアンドリー・ルデンコ(WBCインターナショナルヘビー級タイトルマッチ)

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目次

(出典:WOWOW)

ジャレド・アンダーソン(アメリカ)VSアンドリー・ルデンコ(ウクライナ)

WBCインターナショナルタイトルマッチ(2023年8月26日)

両選手のプロフィール

ジャレド・アンダーソン(アメリカ)WBA7位・WBC7位・IBF15位

15戦全勝14KO、23歳 オーソドックス・スイッチヒッター

身長 193センチ リーチ199センチ 体重 108.7キロ

将来のチャンピオン候補として期待されているヘビー級のニューフェースです。2021年に元NABA北米ヘビー級王者のオレクサンデル・テスレンコに何もさせずに2RTKO勝ち。テスレンコはこの試合までわずか1敗だけで一時は世界12位にランクされた強豪です。アンダーソンの持ち味はスピードですが、パンチの破壊力も一級品です。2022年12月には、WBOインタナショナル王座決定戦でジェリー・フォレストにTKO勝ちしました。しかし、2023年7月のチャールズ・マーティン戦は、結果こそ大差の判定勝ちでしたが、5Rにダウン寸前まで追い込まれ、その後失速し、最終ラウンドも終了間際に大ピンチになりました。この試合で大きく評価を下げましたね。

アンドリュー・ルデンコ(ウクライナ)元WBCインタナショナルシルバー王者

42戦35勝21KO6敗1NC、39歳 オーソドックス

身長 183センチ  リーチ 186センチ  体重 110.8キロ

プロキャリア17年のベテランです。デビューから無効試合を挟み24連勝(18KO)で2014年8月にルーカス・ブラウンに判定で敗れ、初黒星を喫しました。その後5敗していますが、ヒューイ・ヒューリー、ポぺトキン、そしてWBO暫定王者のヂャン・ヂレイなどと対戦し、いずれもKO負けはありません。唯一のKO負けは2021年12月にブラディスラフ・シレンコに喫したものです。それ以来の試合となります。

試合展開

今日の相手は、自分より背の低い下り坂のロートルです。アンダーソンはわずか1か月のインターバルで、この試合に臨みます。前回のマーティン戦がよほど悔しかったのでしょうね。

さて汚名返上なるか

アンダーソンはパンチをよけるときに、体をそらしてスェーバックを多用しますが、相手が大きい場合に避けきれない危険性があります。前回のマーティン戦がまさにそれでした。しかもあまり打たれ強くないようですね。

まあ、この相手ならいつものアンダーソンの戦い方十分通用するでしょう。

序盤からアンダーソンがペースを握る

相変わらず左ジャブは速いし的確です。じわじわと相手を追い詰めます。攻撃しているときは上下の内訳もうまいし、背の低い相手にはかなりプレッシャーをかけて前に出ます。

3ラウンド終盤は、アンダーソンがボディを集中攻撃しました。4ラウンドはスイッチして左右に動きながら一方的に攻撃します。以前より攻撃の幅が増えたような感じですね。

5ラウンドに連打

力量差は明確です。アンダーソンが連打を畳みかけると、「ロートル」は防戦一方になり、レフリーが試合をストップしました。しかし、切れのあるパンチは見られなかったですね。アンダーソンにとっては、楽な相手でしたね。

世界は無理

2メートル近い相手と対戦した時には、馬脚を現すような気がします。以前に比べるとスピードもさほどではなく、一発のパンチの威力がない。193センチで世界を狙うなら、もっとスピードが必要ですし、オレクサンドル・ウシクのような細かいテクニックを磨かないと、通用しないでしょうね。今のボクシングスタイルでは、世界は無理でしょう。

「わしボク」の独り言

名誉や栄光を手に入れた人をさらに国が表彰する前に、明日の食事もままならない人たちを何とかするのが国家の一番の責務ではないでしょうか。優先順位を完全に間違えてますね。

成功した人を国が表彰しなくても、その人たちは十分満足していると思います。困っている人が山ほどいますよ。まさか馬鹿な国家は気が付いていなんでしょうか。

 

 

 

 

 

 

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